ワールド・プロジェクト・ジャパン  〜 合奏音楽のための国際教育プロダクション 〜


ステラジャム2024課題曲

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DOWN FOR THE COUNT

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■作編曲者からのメッセージ
作編曲家Nick Lane氏から演奏する皆さんへの激励と演奏に関するヒントです。原文のまま掲載します。演奏する前にバンドメンバーで読んでみてください。Lane氏のメッセージを曖昧にすることなくダイレクトに感じ取ってほしいので翻訳はありません。


Rehearsal/Performance Notes for "Down for the Count"
By Nick Lane

The "Count" in the title refers to Count Basie, who led a band famous for jazz ensemble performance....they played with a unity of style and purpose and a classic sense of swing. Inspired by Basie's band, this chart should be played with a playful swinging attitude and hopefully inspire your band to find that same unity of style and purpose. Although there may be 18 of you, at times, only 3 different lines are being played. So it's important to listen to the players around you, know who you're playing in unison with and understand who has the lead, making sure you are blending and phrasing the same way (short & long notes, scoops, bends & falls) and playing in tune and in time. Good musical performance is ALWAYS about intonation and time!

This song (like many Basie songs) is in AABA form. The first A section is a basic statement of the melody. The rhythm section (YOU are the pulse of the band) can start light and swinging and help the ensemble build gradually through the bridge (letter C) and into the solo section. The soloist plays 8 bars over the chords of the A section and the ensemble returns to recap the original A melody. (original theme) There's a bit of a de- crescendo into a smooth 2nd bridge (letter F)....even though it's softer and smooth, the rhythm section should keep the energy through that section and help the ensemble build into the last A section.

It builds even more into the "surprise" Shout Chorus at letter H. This is the climax of the swinging! Give it all ya got! Everyone joins into the triplet figure only to have it blast into straight eights with 5 big hits. The rhythm section needs to immediately shift gears into a funky boogaloo. Check out James Brown's version of Get Up (Sex Machine) for style inspiration. Each section does it's "thing" together, building to a unison riff with the whole band and a tight ending. Although the falls throughout the chart should be fast falls, that last one can be big and long! Have fun with it!






■音源・譜面ダウンロード
第14回課題曲"DOWN FOR THE COUNT"
リンク先からダウンロードしてください。


テンポ : 110BPMもしくはそれより遅く

1.ソロ例はあくまでも参考です。書かれた譜面を演奏してもいいですし、自由に即興しても構いません。
2.ソロ例のデモ音源は曲調をつかむためのサンプルです。これが模範演奏というわけではありませんのでご注意ください。
3.ピアニストは譜面のコンプを弾いてもいいですし、即興しても結構です。
4.指定されたものと異なる楽器でソロをとっても構いません。






■作編曲者紹介
NickLanePhoto.jpg

Nick Lane(ニック・レーン)
ニック・レーンはロサンゼルスを拠点に活動するトロンボーン奏者、アレンジャー、作曲家。アイオワ州で生まれ育ったレーンは、ボストンのバークリー音楽大学を卒業後、ジャズ・トランペッターのメイナード・ファーガソンに師事し、最終的に5枚のアルバムをレコーディングした。(LAに移ってからは、何百ものアーティストと仕事をし、レコーディング、TV番組、映画で演奏、アレンジを担当。さらに、ロッド・スチュワートとの5度のワールド・ツアー、トム・ペティの "Pack Up The Plantation "ツアー、アルバム&映画、フーの "Quadrephenia "ツアー&DVDなど、幅広くツアーを行っている。99年以降は、シカゴのジェイムズ・パンコウの代役を定期的に務め、エタ・ジェイムズ、ニール・ダイアモンド、ヴェロニク・サンソン、ジョー・ボナマッサらともツアーを行っている。彼のピノ・ノワール・ブラスはクリスマス・ミュージックのCDをリリースしたばかりである。ソロCDは『Bone in the USA』、『Alias Smith & Lane』(いずれもインストゥルメンタルR&B)、オーケストラ、コーラス、ソロ・トロンボーンのために作曲した曲を収録した『Songs for the Heartland』の3枚がある。その他の音楽プロジェクト、CD、チャートは彼のウェブサイトwww.NickLaneMusic.com で購入できる。







■演奏についての質疑応答
※質問をいただくたびに随時更新していきます。


コンダクターについて
【Q】コンダクターは自分のバンドの部員で、ステラジャム出場権のある人に限られるのでしょうか? それとも年齢制限やどこに属するかなどの制限は特にないものなのでしょうか?
【A】コンダクターの出場資格については一切制限がありません。年齢制限はありません。上級生でもOBでもプロでも構いません。



リズム隊の演奏
【Q】課題曲のピアノ、ベースなどは完全にスコア通りじゃないと減点になるのでしょうか。
【A】リズム隊は通常のビッグバンド曲同様、大幅な解釈の幅があるとお考えください。かなり自由に演奏していただいて結構です。

ただし曲自体のテンポを変えたり、管楽器のアンサンブルが大きく変わるような変更は減点の可能性がありますのでご注意ください。

具体的にこの部分をこう変えたいがOKかという質問にもお答えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。



指揮者がギロを
【Q】曲中Latin feelになるところだけ指揮者がギロを擦るという演出を考えているのですが可能でしょうか。
【A】演出の一部と考えますのでOKです。上記「リズム隊の演奏」に準じます。



課題曲をアレンジして
【Q】課題曲を編曲者に依頼してアレンジして当日演奏することは禁止行為に抵触しますか。
【A】編曲をした場合、それは「自由曲」とみなされます。それとは別に原曲どおりに課題曲も演奏していただくことになります。ただ、課題曲「MAKE UP YOUR MIND」に加えて、まったく別アレンジの「MAKE UP YOUR MIND」を自由曲として演奏するというアイデアは、試みとしてはおもしろいと思います。なお編曲を希望される場合は、作曲者から了解を得ますので、ステラジャム実行委員会までご連絡ください。



ソロコーラスを
【Q】課題曲のソロを1コーラス増やすことは可能でしょうか。
【A】課題曲は譜面通りの尺で演奏してください。課題曲を改変した場合は「自由曲」とみなされますので、それとは別に本来のサイズで課題曲を演奏する必要があります。



特殊楽器を使用して
【Q】課題曲でティンバレス、コンガも演奏することは可能ですか。
【A】アレンジを変更しないという条件付きでOKです。ソロをラテン・パーカッションで演奏してもOKです。



別の楽器でソロを
【Q】課題曲のソロは、スコアに書かれているのと別の楽器で演奏しても問題ありませんか?
【A】ソロ部分は何の楽器で演奏しても自由です。他の楽器でソロをしても問題ありません。



ソロ裏のリズム隊の演奏について
【Q】楽譜記載以外のフィールで演奏することは減点の対象になりますか? 拍子の変更もまた減点の対象になるでしょうか?
【A】ソロ尺が変わらなければ、指定以外のフィールでも構いません。拍子の変更も構いませんが、小節数がオリジナルと同じになるよう留意ください。リズム隊の伴奏については、通常のジャズ演奏同様、大幅な自由があるとお考えください。



特殊な事例
【Q】課題曲のAlt2の譜面をサックスと一緒にクラリネットも吹いて演奏すること(木管楽器はAs 2人、Ts 2人、Bs 1人、cl 1人の計6人)は可能ですか?
【A】譜面を変えないで演奏するという条件であれば問題ないと考えます。

【Q】課題曲のソロパートのみ、その曲に乗っていない人が舞台袖から登場して演奏することは可能ですか?
【A】これは演出の一部とみなします。可能です。







■お問い合わせ先
こちらのフォームからどうぞ。












投稿者 kurosaka : 2024年2月11日