ワールド・プロジェクト・ジャパン  〜 合奏音楽のための国際教育プロダクション 〜


ステラジャム2023課題曲

  • Check

TELL ME AGAIN

【インデクス】

作編曲者からのメッセージ
音源・譜面ダウンロード
作編曲者紹介
演奏についての質疑応答
お問い合わせ先







■作編曲者からのメッセージ
作編曲家Wally Minko氏から演奏する皆さんへの激励と演奏に関するヒントのメッセージです。

英文を原文のまま掲載します。演奏する前にバンドメンバーで読んでみてください。翻訳はありません。Minko氏のメッセージを翻訳によって曖昧にすることになく、ダイレクトに感じ取ってほしいからです。

Greetings to everyone!

As a composer, it is a strange thing to send music out into the world, knowing that one needs to trust that the musicians that will perform it will treat it with great care. I have been very encouraged in past years by all of the student bands which have shown my music great respect, and have given it many truly stellar performances. I trust that you will do the same, and I can't wait to hear the results!

This new year, and this new music, gives us another chance to rise to higher levels than ever before. It is with this in mind that I am reaching out to every single one of you, challenging you to work harder, practice more diligently, and come to rehearsals ready to play the music flawlessly, with great enthusiasm, and swinging as hard as you can. I only wish that I could be there with you to hear it in person.

Two things will make this tune come alive: A) the "and-of-2" and "and-of-4" pushes, and B) note length, especially all of the "be-bop" figures (ex. Measure1 beat 3.)

A) - The "and-of 2"/"and-of-4" is accented, or "pushed" - gently, not too aggressively, just an easy bump - it is what makes this feel. It should be very relaxed and swinging, but not dragging or lazy.

B) - The "be-bop" figure is part of the basic vocabulary of jazz - it is found everywhere, all the time. Played properly, this has much to do with making the music swing. Concentrate on getting the "long-short" consistent, with the "long" note just slightly accented. In this piece I have marked them all, but this should be your approach every time you see this figure, whether it is marked or not.

Both of these happen over and over during the tune, so making sure that the feel of these phrases is consistent through the entire piece is the key.

Good luck to everyone, and may your involvement with the music bring you much joy and fulfillment. I will be looking forward to hearing your beautiful creations!





■音源・譜面ダウンロード
第13回課題曲"TELL ME AGAIN" 


テンポ : 110BPMもしくはそれより遅く

1.ソロ例はあくまでも参考です。書かれた譜面を演奏してもいいですし、自由に即興しても構いません。
2.ソロ例のデモ音源は曲調をつかむためのサンプルです。これが模範演奏というわけではありませんのでご注意ください。
3.ピアニストは譜面のコンプを弾いてもいいですし、即興しても結構です。
4.指定されたものと異なる楽器でソロをとっても構いません。






■作編曲者紹介
Wally Minko promo.jpg

Wally Minko(ウォーリー・ミンコ)
グラミー賞ノミネートの作曲家・プロデューサー・コンダクター・キーボード奏者であるウォーリー・ミンコは、以下のアーティストと共演、ツアー、レコーディングを重ねてきた。ポップスターではBarry Manilow、Tom Jones、Deneice Williams、R&BアーティストではPink、Toni Braxton、En Vogue、New Edition、Exposé、ジャズではJean-Luc Ponty、Arturo Sandoval、プログレのスターであるYESのJon Anderson、ロックの殿堂入りしたGregg Rolie(Santana、 Journey)などなど。ウォーリーの楽曲は偉大なスターアーティストのレコーディングで頻繁に使われている。Jon Anderson、Arturo Sandoval、Gianmarco、Debbie Allen、Wayne Bergeron、Gary Grant、Dan Forneroなどなど。加えて、ウォーリーは数え切れないほどのジャズやコーラスアンサンブルへの楽曲提供を行なっている。以下にそのハイライトを紹介する。2013年にArturo SandovalのCD「Dear Diz」収録「A Night In Tunisia」が、グラミー賞ベストインスツルメンタル編曲賞にノミネート。編曲家・ピアニスト・キーボード奏者として参加したGianmarco「Versiones」はラテングラミー賞において年間最優秀アルバムにノミネート。Debbie Allen「Hot Chocolate Nutcracker」のオリジナルスコア作曲者の一人として、 James Ingram、Mariah Carey、Quincy Jones、Arturo Sandoval、Thumpらとともに参加。2015−2016年はThe Blackhawk Chorus の常駐アレンジャーを務めた。ウォーリーは売れっ子クリニシャンでもあり、全米の大学や高校でジャズ演奏、インプロヴィゼーション、作編曲などの指導にあたっている。ロサンゼルス在住で、スタジオにおいてアクティブに活動している。2019年ステラジャム課題曲「MIXED MESSAGES」の作曲者。






■演奏についての質疑応答
※質問をいただくたびに随時更新していきます。


コンダクターについて
【Q】コンダクターは自分のバンドの部員で、ステラジャム出場権のある人に限られるのでしょうか? それとも年齢制限やどこに属するかなどの制限は特にないものなのでしょうか?
【A】コンダクターの出場資格については一切制限がありません。年齢制限はありません。上級生でもOBでもプロでも構いません。



リズム隊の演奏
【Q】課題曲のピアノ、ベースなどは完全にスコア通りじゃないと減点になるのでしょうか。
【A】リズム隊は通常のビッグバンド曲同様、大幅な解釈の幅があるとお考えください。かなり自由に演奏していただいて結構です。

ただし曲自体のテンポを変えたり、管楽器のアンサンブルが大きく変わるような変更は減点の可能性がありますのでご注意ください。

具体的にこの部分をこう変えたいがOKかという質問にもお答えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。



指揮者がギロを
【Q】曲中Latin feelになるところだけ指揮者がギロを擦るという演出を考えているのですが可能でしょうか。
【A】演出の一部と考えますのでOKです。上記「リズム隊の演奏」に準じます。



課題曲をアレンジして
【Q】課題曲を編曲者に依頼してアレンジして当日演奏することは禁止行為に抵触しますか。
【A】編曲をした場合、それは「自由曲」とみなされます。それとは別に原曲どおりに課題曲も演奏していただくことになります。ただ、課題曲「MAKE UP YOUR MIND」に加えて、まったく別アレンジの「MAKE UP YOUR MIND」を自由曲として演奏するというアイデアは、試みとしてはおもしろいと思います。なお編曲を希望される場合は、作曲者から了解を得ますので、ステラジャム実行委員会までご連絡ください。



ソロコーラスを
【Q】課題曲のソロを1コーラス増やすことは可能でしょうか。
【A】課題曲は譜面通りの尺で演奏してください。課題曲を改変した場合は「自由曲」とみなされますので、それとは別に本来のサイズで課題曲を演奏する必要があります。



特殊楽器を使用して
【Q】課題曲でティンバレス、コンガも演奏することは可能ですか。
【A】アレンジを変更しないという条件付きでOKです。ソロをラテン・パーカッションで演奏してもOKです。



別の楽器でソロを
【Q】課題曲のソロは、スコアに書かれているのと別の楽器で演奏しても問題ありませんか?
【A】ソロ部分は何の楽器で演奏しても自由です。他の楽器でソロをしても問題ありません。



ソロ裏のリズム隊の演奏について
【Q】楽譜記載以外のフィールで演奏することは減点の対象になりますか? 拍子の変更もまた減点の対象になるでしょうか?
【A】ソロ尺が変わらなければ、指定以外のフィールでも構いません。拍子の変更も構いませんが、小節数がオリジナルと同じになるよう留意ください。リズム隊の伴奏については、通常のジャズ演奏同様、大幅な自由があるとお考えください。



特殊な事例
【Q】課題曲のAlt2の譜面をサックスと一緒にクラリネットも吹いて演奏すること(木管楽器はAs 2人、Ts 2人、Bs 1人、cl 1人の計6人)は可能ですか?
【A】譜面を変えないで演奏するという条件であれば問題ないと考えます。

【Q】課題曲のソロパートのみ、その曲に乗っていない人が舞台袖から登場して演奏することは可能ですか?
【A】これは演出の一部とみなします。可能です。







■お問い合わせ先
こちらのフォームからどうぞ。












投稿者 kurosaka : 2023年2月21日