ワールド・プロジェクト・ジャパン  〜 合奏音楽のための国際教育プロダクション 〜


ピンブル・レディース・カレッジ2019

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インデクス
到着 2019.6.29
菅平高原へ 2019.6.30
上田千曲高校 2019.7.1
浜松聖星高校 2019.7.2
京都へ 2019.7.3
名古屋芸術大学 2019.7.4
清林館高校 2019.7.5
武豊へ 2019.7.6
ゆめたろうプラザ 2019.7.7
広島へ 2019.7.8
広島文化学園大学 2019.7.9

楽器編成
レパートリー
ステージ配置図
貸出希望機材
プロフィール






【PLC NEWS】到着 2019.6.29
ピンブル・レディース・カレッジ吹奏楽団&ジャズバンド。シドニーの女子高生バンド44名の日本ツアーが無事、成田空港へ到着。品川のホテルへチェックインしました。

オーストラリアの「カレッジ」は大学ではなくて高校のこと。この楽団は2007年、2015年に続いて3回目の日本公演となります。

今回のツアーでは、長野県上田千曲高校、浜松聖星高校、名古屋芸術大学、清林館高校、武豊吹奏楽団、武豊中学校、広島文化学園大学など、たくさんの楽団と合同演奏します。

訪問先も菅平高原、浜松、京都、名古屋、武豊、広島、東京などバラエティに富んでいます。清林館高校と武豊ではホームステイも体験します。

楽しい国際交流イベントのはじまりです。






【PLC NEWS】菅平高原へ 2019.6.30
品川のホテルをチェックアウトし、ピンブル・レディース・カレッジ一行はバスで長野県菅平高原をめざします。

諏訪湖サービスエリアで昼食後、松本城を訪れてプチ観光。そして一路菅平へ。雨天が心配されましたが、着いてみると菅平は快晴。プチホテルゾンタックへチェックインしました。

こちらへお世話になるのも2007年、2015年に続いて3回目。オーナーの松浦さんツアーマネージャーの山中さん、ピンブルのターナー先生、スタフォード先生、シュワインバーガー先生も、みなお互いに気心が知れています。

バス旅の疲れを癒やすべく、まずは芝生の上で軽くボール遊びなど。そしてビュッフェ形式の夕食を楽しみました。

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【PLC NEWS】上田千曲高校 2019.7.1
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菅平高原の朝はすがすがしい。午前中は合掌館のセッティング、そしてピンブルの軽いリハーサル。午後には長野県上田千曲高校吹奏楽部のみなさんも到着し、合同曲のリハーサルを行ないました。

そして合同演奏の始まりです。

第1部 ピンブル吹奏楽
Music for A Jubilant Occasion
Lead On, O King Eternal
Arabesque
Yagi-Bushi
DeepPath Dances
Instant Concert

第2部 長野県上田千曲高校吹奏楽部
Celebration
まつり
ラジオ体操
アンパンマンマーチ
上を向いて歩こう
アラジンメドレー
アンコール:ふるさと

第3部 ピンブルジャズ
Macarthur Park
Mack The Knife
Mas Que Nada
California Dreamin'

第4部 合同演奏
アルセナール
Waltzing Matilda

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それぞれのバンドが持ち味を生かして楽しい演奏会になりました。ピンブル吹奏楽はDavid Holsingerの「DeepPath Dances」が印象的。ジャズはボーカル3曲を披露。上田千曲はユニークな選曲で盛り上げました。ラジオ体操の音楽を吹奏楽アレンジし、演奏に合わせて3人の生徒が体操するのは愉快なショーでした。また、外国人が多い環境で「ふるさと」のメロディを聞くと感動的です。オーストラリアのWaltzing Matildaに相当するのが、日本では「ふるさと」かもしれません。

終演後はゾンタックの食堂へ移動して、両校一緒に夕食会です。ピザ作りを体験したり、折り鶴を一緒に作ったりして、日豪の交流を深めました。

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【PLC NEWS】浜松聖星高校 2019.7.2
菅平高原を朝7:30に出発、一路浜松を目指します。約6時間半のバス旅を経て、午後2時に浜松聖星高校へ到着しました。土屋史人先生に出迎えていただき、ピンブル一行はまず2年生の英語授業に参加。聖星高校の生徒たちと、しばし英会話タイムです。

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それから校内をぐるっと散策し、体育館でセッティングです。まずは聖星高校と合同曲「アルセナール」の練習。そしてコンサート開始時刻になると、全校生徒約500名が体育館の客席を埋めました。

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第1部 ピンブル吹奏楽
Music for A Jubilant Occasion
Arabesque

第2部 ピンブルジャズ
Macarthur Park

第3部 浜松聖星高校
To Walk With Wings

第4部 合同演奏
アルセナール

たくさんのお客さんを前にして、ピンブルは気合いの入った演奏を披露。そして浜松聖星高校はさすが名門らしい迫力あふれるパフォーマンスでした。Julie Giroux作曲のTo Walk With Wings(翼とともに)は、雄大で物語性に富んだ作品。吹奏楽の魅力を存分に味わえる名曲です。ピンブル40名+聖星80名、合計約120名の大合奏による「アルセナール」も聴きごたえがありました。

終演後は大会議室へ移動して両吹奏楽部生徒同士の交流会。さらにバンド練習室に場所を移して、聖星高校吹奏楽部がプライベートコンサートでピンブルをもてなしてくれました。人であふれかえった室内に響く演奏は楽しくて華やかで、心が熱く通い合ものでした。音楽を通じた国際交流の醍醐味と言えるでしょう。

盛大な歓声に見送られつつ聖星高校をあとにして、ピンブル一行は浜松駅前のホテルにチェックインしました。







【PLC NEWS】京都へ 2019.7.3
ピンブル・レディース・カレッジは浜松のホテルをチェックアウトし、新幹線で京都へ。

知恩院の目の前にある和順会館で文化体験に臨みます。まずは先生方を含め、全員が着物姿に着替えます。会場は一気に華やいだ雰囲気になります。

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つづいて英語による解説付きで、ティーセレモニー(茶の湯)を体験。正座して礼をし、和菓子をいただき、「お点前頂戴いたします」を唱え、抹茶を味わいました。

御池河原町の地下街でランチを取り、金閣寺を訪問。たっぷり日本文化と京都観光を楽しんでからホテルにチェックイン。

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【PLC NEWS】名古屋芸術大学 2019.7.4
今日は名古屋芸術大学で合同演奏会。諸事情があって、京都のホテルから名古屋までバスで往復します。

まず午前中は清水寺観光。それなりに蒸して暑い日でしたが、夏の京都にしては楽な天気でした。雨でもなくカンカン照りでもなく、ある意味で天気には恵まれています。

そして清水から名古屋を目指して出発。途中にランチブレイクをはさんで、午後2時頃に名古屋芸大へ到着しました。

ウォーミングアップにつづいて合同曲の練習。そして近所の方々も招いて合同演奏会の始まりです。

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第1部 名古屋芸術大学吹奏楽団
シンフォニア・ノビリッシマ
グリーンスリーブス
ホルスト第一組曲

第2部 PLC吹奏楽
Music for A Jubilant Occasion
The Dam Busters Concert March
Arabesque
Yagi-bushi
Queen in Concert
Seep Path Dances

第3部 PLCジャズ
Macarthur Park
Proud Mary
Mack The Knife
California Dreamin'

第4部 合同演奏
アルセナール
Waltzing Matilda


名古屋芸大吹奏楽団の高い音楽性にふれたせいか、ピンブルのみんなは緊張気味。それでも合同演奏まで堂々と演奏できました。

演奏会終了後はロビーに会場を移して交流会。プレゼント交換をしたり、語り合ったり、楽しい時間を過ごしました。

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音楽的にも国際交流的にも収穫の多い名古屋芸大訪問となりました。竹本学長、依田先生、遠藤先生、柿原さん、浜島さんなど多くの方々のお世話になりました。ありがとうございます。

美しい夕焼け空を見ながら名古屋を後にして、京都のホテルへ戻りました。







【PLC NEWS】清林館高校 2019.7.5
京都のホテルをチェックアウトして、ピンブルは再び愛知県をめざします。鈴鹿SAで昼食をとり、愛西市にある清林館高校へ到着。清林館はピンブルの姉妹校で、2007年、2015年につづいて3回目の訪問となります。

まずは多目的教室で歓迎交流会。吹奏楽部生徒としばし語り合いました。それからステージ衣装に着替えて体育館へ移動。清林館吹奏楽部との合同曲を練習。

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第1部 清林館高校吹奏楽部
ほたるのひかり

第2部 PLC吹奏楽
Music for A Jubilant Occasion
Arabesque

第3部 PLCジャズ
Proud Mary

第4部 合同演奏
Waltzing Matilda
※指揮は中山洋先生

コンサートの聴衆は全国生徒1500人。短い時間ではありましたが、音楽的にも充実した内容で、すばらしい姉妹校親善が実現できました。

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ピンブルの生徒44名は、そのあとホームステイへ。清林館高校の生徒宅でさらに交流を深めます。







【PLC NEWS】武豊へ 2019.7.6
ピンブルの生徒たちは清林館高校のホームステイを終えて学校に集合。夕食のあと家族で人生ゲームをしたなど、楽しそうなようすを報告してくれる子もいました。

イオンモール熱田で昼食とショッピングの時間をとりました。そして熱田神宮を参拝。刀剣鍛錬の実演なども鑑賞できました。

そして知多半島先端に近い武豊の町へ向かいます。ゆめたろうプラザへ到着。このホールの竹本館長は、先日お世話になった名古屋芸術大学の学長でもあります。1990年代に名古屋芸大吹奏楽団と管弦楽団のシドニー公演でご一緒してから長いお付き合いをさせていただいています。

明日はゆめたろうプラザで武豊吹奏楽団、武豊中学校吹奏楽部とピンブル・レディース・カレッジの合同演奏会です。ステージ上の椅子と譜面台の位置決めを行なってから、ピンブルの生徒はホストファミリー宅へと分かれて行きました。

大人(ターナー先生、スタフォード先生、シュワインバーガー先生、オドーネル先生、ツアーマネージャー山中さん、黒坂)は、武豊公演プロデューサーの渡辺さんや武豊吹奏楽団の舩坂さんら数名のみなさんと懇親会へ。

会場はちゃんこ料理店「すもうBAR」。元力士の常寶(とこたから)さんが開いたお店で、内装も、料理も、サービスも、店主も、なにもかもがユニークです。

ここまでの長旅で疲れていたピンブルの大人4名も、この楽しい宴会ですっかり元気を取り戻したようです。笑顔と歓声に包まれて、明日の講演への英気を養いました。







【PLC NEWS】ゆめたろうプラザ 2019.7.7
ホームステイ第一夜を終えてピンブル・レディース・カレッジはゆめたろうプラザに集合。サウンドチェックに臨みます。

今日は武豊吹奏楽団、武豊中学校吹奏楽部、そしてピンブル・レディース・カレッジの合同演奏会です。

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第1部
武豊中学校(指揮:近藤真也)
 マーチ「エイプリル・リーフ」
 序曲「サーリセルカの森「
武豊吹奏楽団(指揮:大矢啓司)
 たなばた
 喜歌劇「天国と地獄」より序曲

第2部
ピンブルジャズ(指揮:マーカス・スタフォード)
 Macarthur Park
 Proud Mary
 Mack The Knife
 Mas Que Nada
ピンブル吹奏楽
 Music for A Jubilant Occasion
 Arabesque
 Exelsior
 Yagi-Bushi
 DeepPath Dances
 Instant Concerrt

第3部
武豊吹奏楽団
 東京ディズニーリゾート・メドレー
 レジェンド・オブ・ギャラクシー
 カントリーロード(耳をすませばより)
 キャッツ
合同演奏
 ワルチング・マチルダ(指揮:マーカススタフォード)
 アルセナール(指揮:大矢啓司)

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三つの楽団がさまざまな演奏を繰り広げ、国際音楽祭と呼んでいい華やかな内容となりました。お客さんもたくさんお越しいただき、あたたかい拍手を浴びることができました。

フィナーレの合同演奏は、ステージから人があふれそうな大合奏。演奏終了後に会場からさかんに「アンコール!」の声がかかったほどです。

こうしてピンブルの武豊公演2019は大成功のうちに幕を下ろし、お嬢さんたちは再びホストファミリーのもとへ帰って行きました。

ピンブルの先生方は半田のホテルに宿泊。4年前にも訪れた「つれづれ」という海鮮居酒屋で山海の幸に舌鼓を打ち、演奏会の成功を祝いました。

ホームステイの手配から楽団との連絡まで、窓口となってくださったモリシタ楽器の渡辺さんにはたいへんお世話になりました。また武豊吹奏楽団代表の舩坂さんのご厚意とご協力にも感謝いたします。

関係者全員をここでご紹介はできませんが、多くの方々にお力添えをいただきましたことを、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございます。







【PLC NEWS】広島へ 2019.7.8
武豊のホストファミリーに別れを告げて、ピンブル・レディース・カレッジはバスで名古屋駅をめざします。

名古屋から新幹線で広島へ。そして宮島観光を楽しみました。

夕食は駅前ひろばにてお好み焼きディナー。4つの店に分かれてそれぞれの味を堪能しました。

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【PLC NEWS】広島文化学園大学 2019.7.9
ピンブル・レディース・カレッジは広島平和記念公園を訪問。原爆についての映画を鑑賞し、リニューアルしたばかりの平和記念資料館を見学しました。

そして今回の日本ツアーの最終公演、広島文化学園大学との合同演奏回に臨みます。同大学とピンブルの共演は2015年に続いて2回目。今回も白石実先生にはたいへんお世話になりました。

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第1部 PLC吹奏楽
Music for A Jubilant Occasion
Arabesque
Deep Path Dances
Instant Concert

第2部 PLCジャズ
Macartur Park
Proud Mary
Mack The Knife
Mas Que Nada

第3部 広島文化学園大学吹奏楽団
(指揮:畑山洋平先生)
行進曲エイプリル・リーフ
あんたがたどこさファンタジー
(学生指揮:濱田建一郎さん)
オーメンズ・オブ・ラブ
ディズニー・プリンセス・メドレー
宝島

第4部 合同演奏
(指揮:畑山洋平先生)
ワルチング・マチルダ

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約2週間におよぶ日本ツアーのしめくくりとして、ピンブルは気合の入った演奏。広島文化学園大学は「あんたがたどこさファンタジー」「ディズニー・プリンセス・メドレー」など興味深く楽しい曲を華麗に奏でました。

終演後はしばしの歓談タイム。一緒に語り合い、写真を撮り、国際交流を深めました。

演奏はすべて無事終了しました。このあとピンブル一行は東京へ移動し、秋葉原や皇居を観光。翌日は東京ディズニーランド、さらにその翌日には東京ディズニーシーを楽しみ、7月12日(金)成田空港から帰国の途に着きます。

今回のツアーでは各地のみなさんからたいへんな歓迎ともてなしをいただき、ピンブルの生徒たちも先生方も貴重な日本体験をすることができました。この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。ありがとうございます。

(了)

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楽器編成
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レパートリー
TOUR CONCERT BAND SET LIST

Arabesque
Composer: Samuel R. Hazo
Publisher: Hal Leonard
Duration: 6:05

DeerPath Dances
Composer: David R. Holsinger
Publisher: TRN Music Publisher, Inc.
Duration: 3:00

Excelsior
Composer: Brian Hogg
Publisher: Brolga Music Publishing Company
Duration: 4:11

Instant Concert
Arr. Harold L. Walters
Publisher: Hal Leonard
Duration: 3:28

Music For A Jubilant Occasion
Composer: Greg Butcher
Publisher: Thorp Music Pty Ltd
Duration: 7:46

Lead On, O King Eternal
Arr. James Swearingen
Publisher: C.L. Barnhouse Company
Duration: 3:15

Queen In Concert
Arr. Jay Bocook
Publisher: Hal Leonard
Duration: 6:30

The Dam Busters Concert March
Composer: Eric Coates
Arr. Douglas E. Wagner
Publisher: Alfred Music
Duration: 4:14

The Man from Snowy River
Composer: Bruce Rowland
Arr. Jay Bocook
Publisher: Warner Bros. Publications Inc.
Duration: 2:46

Yagi-Bushi
Arr. Naohiro Iwai
Publisher: Ludwig Music Publishing Company
Duration: 4:39


TOUR STAGE BAND SET LIST

Big Noise From Winnetka
Composer: Bob Haggart and Ray Bauduc
Arr. Paul Lavender
Publisher: Hal Leonard
Duration: 2:20

California Dreamin'
Composer: Michelle Phillips and John Phillips
Arr. Ed Wilson
Publisher: Universal Music Publishing Pty Ltd
Duration: 2:51

Fancy Pants
Composer: Sammy Nestico
Publisher: Kendor Music, Inc.
Duration: 3:05

Macarthur Park
Composer: Jimmy Webb
Arr. Ed Wilson
Publisher: Universal Music Publishing Pty Ltd
Duration: 6:04

Mack the Knife
Composer: Jorge Ben Jor
Arr. Ed Wilson
Publisher: Wilson Publishing Pty Ltd
Duration: 3:45

Mas Que Nada
Composer: Kurt Weill
Arr. Ed Wilson
Publisher: Wilson Publishing Pty Ltd
Duration: 3:19

Moondance
Composer: Van Morrison
Arr. Ed Wilson
Publisher: Wilson Publishing Pty Ltd
Duration: 4:02

Proud Mary
Composer: John Fogerty
Arr. Ed Wilson
Publisher: Alfred Publishing (Australia) Pty Ltd
Duration: 2:51

Straight No Chaser
Composer: Thelonious Monk
Arr. Ed Wilson
Publisher: Wilson Publishing Pty Ltd
Duration: 3:00

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ステージ配置図
コンサートバンド
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ジャズバンド
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貸出希望機材
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Pymble Ladies' College
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ピンブル・レディース・カレッジ(オーストラリア合同教会の高校=豪州では高校もcollegeと呼ばれる場合がある)は、オーストラリアの先駆的独立学校であり、学術、文化、そしてスポーツ分野において高い評価を得ている。

美しいシドニー北部海岸の20ヘクタール(約6.5万坪)の土地に位置し、広範にわたる設備とともに快適で知的刺激に満ちた学習環境を提供している。ピンブル・レディース・カレッジでは、生徒は各自の人生における多面的な能力を育てられ、地域社会に積極的に貢献できる幸福な大人になるよう奨励される。

デビッド・ブラックウェル音楽学校は1992年に創設。それから音楽教育が同校の中で大きく拡大してきた。1995年に始まった海外音楽公演旅行は11回目を数え、今回は2度目の日本ツアーとなる。過去の国際公演は、イギリス、フランス、オーストリア、ハンガリー、イタリア、中国(上海)、そしてアメリカなど。生徒たちはオーストラリア国内の小規模な、しかし国際ツアー同様に貴重な体験となる演奏旅行の機会も与えられている。

ピンブル・レディース・カレッジの音楽プログラムは、生徒たちに対して感情的、知的、身体的、そして社会的なよい刺激を与え、その体験から学ぶことを目的としている。音楽プログラムと並行したカリキュラムは、生徒各人の才能と可能性をさまざまなレベルの学習段階において多様な分野で身につけさせる。これは幼稚園から7年生までのすべての生徒を対象とした、多様かつ徹底的な必修科目によって支えられている。加えて、音楽は8年生から12年生では選択科目となっている。音楽プログラムと並行したカリキュラムは、たいへん包括的な合唱、弦楽、そして楽団プログラムを含んでおり、高校で歌や楽器を始めるきっかけともなっている。

ツアーコンサートバンドは、校内にある6つの吹奏楽団のひとつで、7年生から12年生の45名で構成されている。このアンサンブルは、高等部のもっとも上級の2つの吹奏楽団からの選抜メンバーで編成され、昨年10月からツアーに備えて練習を始めた。

ピンブル・レディース・カレッジ・コンサートバンドは、過去何年もさまざまな一流音楽祭やコンテストでめざましい活躍をしてきた。それらは、Australian National Band Championships、the City of Sydney Performing Arts Challenge、the Royal Easter Show Band Competition、the Yamaha Band Festival などである。審査員や批評家はこのバンドに対するコメントとして、成熟したサウンド、すぐれた音のブレンド、音楽性、フレージングのよさ、作品の曲調を捉える能力などを指摘している。ツアーにおけるレパートリーは、オーストラリアの楽曲を中心に選定し、吹奏楽用オリジナル曲、オーケストラ曲、マーチ、伝統的民謡、映画音楽、そしてポップス系の曲を含む。

ツアーのステージバンド(ビッグバンド)は高等部の2つのオーディションで選ばれたジャズバンドからの選抜メンバーである。7年生から12年生の23名のメンバーで構成されている。このステージバンドは、年間を通じてさまざまな学校行事や地域イベントへ定期的に招待されて演奏。エネルギッシュなサウンドと親しみやすいレパートリーで観客を魅了している。ツアー中、ステージバンドもまたオーストラリアの作編曲家の作品や多様なジャズスタイルの曲を演奏する。このアンサンブルのツアーにおけるレパートリーは、ボーカルバラード、スイングスタンダード、フュージョン、ポップス、映画音楽、現代ロックヒット曲などが含まれている。


Marcus Stafford
指導者マーカス・スタッフォード

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マーカス・スタッフォードは、PLCにあるたくさんのバンドの最高責任者です。シドニー大学を卒業、芸術学士号(専攻は音楽)を取得し音楽教育者となりました。シドニーとロンドンで20年以上、中学校で音楽の教鞭を取りバンドを指揮してきました。 Stephen Williams, Russell Hammond に師事して器楽教育学を学び、オーストラリア吹奏楽団・シドニー吹奏楽団のメンバーとしても活動を続けました。彼はPLCの音楽プログラムにおいて、4〜12年生の9つの楽団の監督を務めています。

投稿者 kurosaka : 2019年5月14日