岡本太郎 血を流しながらニッコリ!
●恋愛芸術家 (岡本敏子)
「動物だって、鳥だって、虫だって、恋の季節は
いのちが輝くのよ」
「エネルギーのある人へ恋は引きつけられる」
「自然であることが一番エロティック」
などなど、目の覚めるような恋愛観が次々に示されます。
観念的ではなく、生き生きとした、そしてナマナマしい
恋の世界です♪
●芸術は爆発だ! 岡本太郎痛快語録
編著:岡本 敏子
●強く生きる言葉
●壁を破る言葉
●愛する言葉
●「今日の芸術」
たとえばサッカー日本代表が活躍し、日本中が
歓喜に包 まれる。その場に太郎がいたならこう
いうだろう。
「きみが勝ったんじゃないんだよ」。
日本代表の活躍は喜ばしい。けれどもそれに相
当する、あるいはそれに近づくような活躍を、
自分の人生においてなさなければ無意味ではな
いか。
他人の勝利で代償満足を得ている間に、自分の
人生がどんどんお留守になる。これが現代人の
空しさだ。
失われた「人間の全体性」を回復することにこ
そ、今日の芸術の役割があると太郎はいう。
「今日の芸術」が書かれたのは1954年のこと。
太郎のいう「今日(こんにち)」とは1950年代
あるいは20世紀のことだろうか。
いや、違う。21世紀の今読んでも、内容はまっ
たく古くなっていない。
太郎のいう「今日」とは、「永遠の現在」のこ
となのだ。そういう意味では、岡本太郎の著書
は芸術論でありながら哲学書であるともいえる。
●岡本太郎が、いる
著:岡本敏子
【岡本太郎の本】