ワールド・プロジェクト・ジャパン  〜 合奏音楽のための国際教育プロダクション 〜


スコッチカレッジ

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Scotch College Symphony Orchestra
スコッチカレッジ・シンフォニーオーケストラ

スコッチカレッジ(註:年齢層は高校生)に設立され40年余の歴史を持つ。1991年以降、現在の指揮者ジョン・ファーガソンが指導。金曜日の放課後に2時間の合奏練習のほか、週1回40分のパート練習がある。担当パートはオーディションおよびスタッフ推薦によって決定。弦楽器奏者は最低AMEBグレード7以上であることが求められる。第1バイオリンの多くはAMusAもしくはLMusAを持っている。

註:AMEB(Austraian Music Examinations Board)は8段階で音楽技術を認定する。最高ランクのグレード8を終えると、さらに上位のAmusA(Associate diploma in Music, Australia)やLmusA (Licentiate diploma in Music, Australia)というプロ指導者や演奏家にふさわしいグレードが認定される。


70-80名の演奏家に対して40-50名の弦楽器奏者がおり、必要に応じて木管や金管を加えるというバランスのよいオーケストラである。作曲者から特に指定がない限り各パートは1名のみで演奏。したがって管楽器奏者はオーケストラにおけるソロプレイの技術を学ぶことになる。このオーケストラの目的は、生徒たちにクラシック楽曲をオリジナルの形式で演奏する機会を与えることにある。典型的な1年のレパートリーには、最低1曲の完全なシンフォニーと、いくつかの楽曲およびコンチェルトが含まれる。

このオーケストラはしばしば国際ツアーを行なう。これまで1986年に中国へ、1995年および2005年にイギリス、フランス、ベルギーへ、そのほかマレーシア、シンガポール、香港、ニュージーランドなどへツアーしている。室内楽団はアフリカ、台湾、上海などでも公演している。すぐれた音楽を演奏することは長く続く素晴らしい体験をもたらし、人生の質を高める。人は一度上質な音楽を演奏すると、まったく違ったようにそれを聴くようになる。

おもな演奏会
* 建国記念日コンサート
* 秋のコンサート
* ウッドエンド冬季芸術祭
* シンフォニーオーケストラ冬のコンサート
* 夏の遊歩道コンサート
これらに加えて、学校や地域のイベントでも演奏。

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John Ferguson
ジョン・ファーガソン

ロンドン生まれ。ダーティントン芸術大学、エクセター大学、ハダースフィールド音楽大学に学ぶ。1987年にオーストラリアへ移住する前は、イギリスの劇場、ブラスバンド、合唱団での音楽監督を務めた。またサウスウェストテレビ(TSW)、ノースヨークシャー学校コンサートバンド、テムズテレビなどで編曲や指揮を担当。指揮者としてはイギリスでRoy Truby博士に師事。メルボルンのビクトリア芸術大学においてRobert Rosen氏、Barry Bigne氏に師事。指揮の修士号を取得。2001年にシンフォニー・オーストラリア奨学金を得てJorma Panula氏に師事。メルボルン・シンフォニーオーケストラ弦楽団、タスマニアン・ディスカバリー・オーケストラなどで指揮者を務める。メルボルン大学VCAオペラ学校の指揮者などを務める。ほかのオペラ実績として、メルボルン市民オペラ、ギルバート&サリバン・オペラ・ビクトリア、イギリスのPatience at the Buxton International Festivalを含む。劇場ギルドのMusical Director of the Yearを3度受賞。1991年Scotch Collegeの常任指揮者に就任。

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投稿者 kurosaka : 2016年7月 1日