ワイルドなロマンスを
【インデクス】
来日2009.11.17 (全スケジュール)
学習院SSJO@DAC 2009.11.18
さくらんぼ 2009.11.19
明治大学BSSO@Tokyo TUC 2009.11.20
ちきわほ@Buddy 2009.11.21
グローバルJO@大阪 2009.11.22
レアサウンズJO@名古屋 2009.11.23
Serendipity18@TFM Hall 2009.11.24
クリニック@DAC 2009.11.25
立教NSH@DAC 2009.11.26
中央SCO 2009.11.27
小松シルクビート 2009.11.28
キックアス@Tokyo TUC 2009.11.29
【CF NEWS】来日 2009.11.17
<チャック・フィンドレー>
バディ・リッチ楽団、トゥナイト・ショウ・バンド
などで有名なトランペット奏者チャック・フィンド
レーが来日しました。
ロサンゼルスからの便は1時間遅れで成田に到着。
機体トラブルで出発が1時間半遅れたのだとか。で
も、元気な姿で空港ロビーに現れました。私の記憶
が正しければ、1998年以来11年ぶりの再会です。
【業務連絡】共演バンドのみなさまへ
共演曲は「チャックのパート譜」をかならず
ご用意ください。よろしくお願いいたします。
チャックはお寿司も刺身も大好き。日本では
おいしい焼酎を飲むのがちょっぴり楽しみだ
そうです。楽しい宴会にしませう♪
成田エクスプレスで渋谷へ向かい、ホテルへチェッ
クイン。雨降る寒い一日でしたが、ツアーは順調に
スタート。これから約2週間におよぶ日本公演が始
まります。
2009年
11月18日(水)1915開場1930開演
学習院大学Sky Sounds Jazz Orch.と@DAC
11月19日(木)2000開演
納屋嘉彦p、俵山昌之b、藤井学ds、川村裕司sax
のグループと@さくらんぼ
11月20日(金)1730開場1800開演
明治大学Big Sounds Society Orch.と@Tokyo TUC
11月21日(土)1830開場1930開演
Chiken & Waffles. The Harlem Renaissance Big
Band(ちきわほ)と@江古田Buddy
11月22日(日)1330開場1400開演/1930ライブ開演
心斎橋三木楽器でクリニック
Global Jazz Orch.と@大阪ロイヤルホース
11月23日(月)1730開場1900開演
Rare Sounds Jazz Orch.と@名古屋ブルーノート
11月24日(火)1830開場 1900開演
Serendipity18 & Asks Stringsと@東京FMホール
11月25日(水)1800開場1830開演
井上祐一トリオと@DAC
11月26日(木)1800開場1830開演
立教大学New Swingin' Herdと@DAC
11月27日(金)1600クリニック開始
中央大学Swing Crystal Orch.でクリニック
11月28日(土)1730開場1800開演
Ishikawa Jazz Orch.Pyramid & Field Holler
Jazz Orch.と@小松シルクビート
11月29日(日)1600開場1630開演
Special Tribute Band(仮称)と@TUC
チャック・フィンドレー Chuck Findley(tp)
Nature Boy 【YouTube】
Cherokee【YouTube】
1947年ペンシルバニア州ジョンズタウン生まれ。音
楽家の家庭に育ち、4歳でトランペット、11歳でト
ロンボーンを始める。高校卒業後、クリーブランド
音楽大学に奨学生として入学。バーナード・エーデ
ルスタインらに師事。リー・キャッスルの率いるジ
ミー・ドーズィ・ビッグバンドに参加する。このツ
アー中、ニューヨークでカーマイン・カルーソーに
師事する。のちにチャックはバディ・リッチ・バン
ドに加入し、アジア、ヨーロッパ、アメリカで公演
する。1969以降はロサンゼルスに居を構え、ここか
ら彼の輝かしいスタジオ・ミュージシャン生活が始
まる。
ベニー・グッドマン、ボビー・シュー、マイルス・
デイビス、フランク・シナトラ、バーバラ・ストラ
イザンド、ダイアナ・ロス、ナタリー・コール、
アース・ウィンド&ファイア、ローリング・ストー
ンズ、マドンナ、プリンス、マイケル・ジャクソン
など、ビッグ・アーティストのレコーディングに数
多く参加している。
また「ゴッドファーザー1、2」「ラストタンゴ・イ
ン・パリ」「ロッキー1、2、3」「バック・トゥ・
ザ・フューチャー」をはじめとするおびただしい数
の映画音楽に参加。クライスラー、フォード、コカ
コーラ、マクドナルド、三菱、トヨタなどのTVCM
音楽でも活躍。チャックのこうした業績に対して、
1980年、国立レコード芸術・技術アカデミーは栄
誉賞を授与した。
チャックはドク・セヴァリンセン率いる「トゥナイ
ト・ショウ」バンドでリード・トランペットを務め
た。また94年5月から2001年6月までブランフォー
ド・マルサリスとともに、エミー賞番組「トゥナイ
ト・ショウでも演奏した。
ロサンゼルスでのスタジオワークに加えて、海外公
演も多数行ない、ジャズフェスティバル出演、クリ
ニック、アルバム制作など精力的に活動している。
【CF NEWS】学習院SSJO@DAC 2009.11.18
<スカイサウンズ・ジャズ・オーケストラ>
チャック・フィンドレー日本ツアー2009の初日は、
学習院大学スカイサウンズ・ジャズ・オーケストラ
とクリニック&ギグ。会場は新大久保のDAC Space
Doです。
スカイサウンズのジュニアバンドは、9月に河口湖
で開催されたコンテスト「ステラジャム」において
グランプリを受賞しバンド全体に勢いがあります。
スカイサウンズの演奏に対する審査員6名のリアル
タイム・コメントもぜひお聞きください(審査員名
をクリック)。
<トランペット・クリニック>
まず、ジュニアおよびレギュラーのトランペット・
セクションのアンサンブルをチャックに聞いてもら
い、簡単なアドバイスを受けます。
つづいてウォーミングアップに関するレクチャー。
チャックは3つのエクササイズを紹介しました。
1.唇を振動させるための方法(T→D→H)
2.フレキシビリティ系(スラー)
3.音域拡張系(2度での移動)
くわしい内容を知りたい方は、11月25日にDACで
開催されるクリニックへお越しください。大阪で
は心斎橋三木楽器で11月22日に行ないます。
<リハーサル〜本番>
続いてレギュラーバンドとのリハーサル。バンド指
導を兼ねた内容です。それが終了してから開場し、
お客さんも入ります。ジュニアバンドとの練習は公
開リハーサル形式です。会場には、チャックと会う
ためにエリック・ミヤシロさんもお越しになってい
ました。このハプニングにはスカイサウンズのメン
バーもびっくり。
さて、午後8時30分からは今日のクリニックやバン
ド指導の成果を披露するライブです。
ジュニアバンド演奏
1.Fascinating Rhythm
2.The Queen Bee
レギュラーバンド演奏
3.Love for Sale
4.Night Visions
5.A Minor Case of the Blues
<空間が鳴る>
チャックはほとんどの曲でリードを吹き、かつソロ
もとりました。世界の第一線で活躍するトランペッ
トを生で間近に聞いた学生たちは、まずその音色に
圧倒されたようです。
「楽器が鳴っている/鳴っていない」という表現が
ありますけれども、チャックの場合は「部屋が鳴っ
ている」ような状態。空間そのものを支配するサウ
ンドに、バンドも聴衆も感激しきりでした。
高度な技術、すぐれた芸術性、そして暖かい人柄。
どれをとっても参考になるアーティストとの出会い
に、学習院大学スカイサウンズのメンバーは笑顔、
笑顔、笑顔の連続でした。
そして新大久保駅前の「和民」で打ち上げ。楽しい
時間は深夜まで続きました。
明日は柴崎さくらんぼでコンボ公演です。
<コンボ演奏 AZOOと共演>
11月19日(木)19:30
さくらんぼ(京王線・柴崎駅前)
チャック・フィンドレー tp
納屋嘉彦 p
俵山昌之 b
藤井学 ds
川村裕司 sax
第1セット
All Blues
Softly as in A Morning Sunrise
Canaloupe Island
Laura
I Love You
第2セット
Star Eyes
Invitation
The Shadow of Your Smile
The Song Is You
Straight No Chaser
アンコール:Get It On
今日のチャックはコンボと共演。舞台は京王線柴崎
駅前のオアシスさくらんぼ。ジョージ岡田マスター
には毎年春と秋の2回お世話になっています。
チャックはこの小さなジャズクラブがたいそう気に
入ったようす。会場は満席。プロのトランペット奏
者も何人かお見えになっていました。バンドの演奏
にも熱がこもります。
チャックの音には雄弁な演説家のような説得力があ
ります。聴衆を引きつけ、演奏の世界に巻き込んで
しまうような力がある。
次々と繰り出されるフレーズの豊かさ、音楽をリー
ドするリズム感、効果的に使われるハイノート。歴
史的名盤に収められている曲の生演奏が目の前で再
現されている錯覚さえおぼえます。
アンコールのGet It Onはジョージ岡田マスターの
企画。ビッグバンド「梶原組」からトランペット集
団が3名、さらに岸義和、菊池成浩、佐久間勳が加
わり、華やかなハイノート合戦に会場の興奮はピー
クを迎えました。
終演後、会場に残ったアーティストたちがチャック
を囲んで演奏談義が始まります(さくらんぼで打ち
上げをやったのは初めてかも!)。
初日の学習院、2日目のさくらんぼとチャックは快調
に飛ばしています。ツアーは始まったばかりですの
で、マネージャーの私としては体調管理にも気を配
りたいところ。共演バンドのみなさん、ご協力くだ
さいね〜☆
![]()
【CF NEWS】明治大学BSSO@Tokyo TUC 2009.11.20
<ビッグサウンズ>
明治大学Big Sounds Jazz Orchestra(BS)といえ
ば学生ビッグバンドの雄。人気と実力を兼ね備えた
すばらしいバンドです。今日のチャックはそんなBS
との共演。会場は神田にあるTokyo TUC。
個人的な話ですが、私はBSとは1990年のアメリカツ
アー以来、まもなく20年になろうかという長いお付
き合いです。昨夜さくらんぼで乱入(?)した菊池
成浩氏、佐久間勳氏は、第一線で活躍するプロトラ
ンペット奏者ですが、いずれもBSの出身。1990年の
アメリカツアーでは二人ともロサンゼルスでチャッ
クのクリニックを受講していたのです。
ところで、当時のBSには安ヵ川大樹(b)、田中邦
和(ts)、谷口英治(ts,cl)、など、のちにプロ
となるメンバーがたくさん在籍していました。今夜
のライブにも、当時のメンバー源資氏、井上太郎氏
がかけつけてくださいました。
ブラス・クリニック、レギュラーバンドとのリハー
サルにつづいてコンサートは以下のような進行で開
催されました。
第1部 BSレギュラーの演奏
第2部 BSジュニアの演奏
第3部 BSレギュラー+チャックの演奏
Night Visions
When arrion Smiles
Tatoo
And That's That
There Will Never Be Another You
アンコール:One O'clock Jump
BSが若くみずみずしい演奏を披露すれば、チャック
がワイルドかつロマンティックな音色で応える。あ
るときは歌い、あるときは叫び、聴衆の心の動きに
寄り添うようなプレイにはシビレます。トランペッ
トという楽器の魅力をあらためて知らされます。
<マニアックな情報>
ツアーの多いトランペット奏者にとって、毎日の練
習は頭の痛い問題。旅先のホテルではなかなか音出
しができないからです。
ウィスパーミュートを持ち歩く奏者もありますが、
チャックは秘密兵器を見せてくれました。ハーマン
ミュート+試験管の穴あきゴム栓です。
![]()
ハーマンミュートの穴にこのゴム栓を装着すると、
かなりの消音効果があります。もちろん抵抗が大き
く変わるので長時間の練習には使えませんが、少し
だけ吹いておきたいときにはいいですね。小さなゴ
ム栓ですから荷物にならないのも便利ですし。
![]()
【CF NEWS】ちきわほ@Buddy 2009.11.21
<ちきわほ>
Chiken & Waffles, The Harlem Renaissance Big
Band が正式名称。通称「ちきわほ」は、国際基督
教大学モダン・ミュージック・ソサエティ(MMS)
のOBOGが中心となって作った社会人バンドです。
1995年にカリフォルニア公演を行なったMMSはロサ
ンゼルスでアルバムをレコーディング。そのときの
ゲストがチャックでした。ですから14年ぶりに再会
するメンバーもいます。
会場は江古田のライブハウスBuddy。137名様のご入
場でフルハウス。OBも現役も入り交じって旧交を暖
めつつ、チャックのサウンドに聞き入ります。
第1部
ちきわほ単独演奏
第2部
Time Check
(ここでチャック登場)
Spain
Tattoo
Worried Bout' You
Dizzyland
Bridge Over Troubled Water
Be-bop and Roses
アンコール
Which Craft?
Wind Machine
ちきわほのコンサートは2001年春ジョージ・グラハ
ムとの共演以来8年半ぶり。しかしそのサウンドは
タイトで、ダイナミクスも幅が広く、見事なアンサ
ンブルです。チャックという一流のゲストを迎える
にふさわしい素敵なライブ演奏でした。
また会場を埋め尽くすお客さんの質も高く、拍手が
暖かい。みんながハッピーなギグとなりました。
<ライブハウスが楽器になる>
何度も書いていますが、チャックの演奏はその空間
全体を完全掌握します。楽器が鳴るというより部屋
が鳴っている感じ。あるいは聞く者の身体が鳴ると
いう表現ができるでしょう。
音のスピードが速く、リズムが心地よく、フレーズ
が華やかで、音色が美しく、チャックのサウンドで
すべてが埋め尽くされてしまいます。
クリニックでもよく言うことですが「今、ここ」を
大事にするのがチャックの哲学です。譜面の最後に
あるハイFを気にしながら演奏したら、そこまでの
すべての音符が死んでしまうし、結局ハイFもはず
すだろう。いつも「今、ここ」のことだけを考えて
演奏しなさいと。
Be here now. は禅の教えなどでもよく耳にする言
葉ですが、チャックは若い頃に東洋思想を学び、い
までもそれを守っているのだとか。
高度な技術はもちろんのことですが、あの心に響く
サウンドを聞くと、それはたしかに豊かな精神性に
も支えられているように感じます。「今、ここ」で
しか出会えない一期一会の音楽。すばらしい時間を
過ごすことができました。
【CF NEWS】グローバルJO@大阪 2009.11.22
<三木楽器でクリニック>
昨夜はちきわほのメンバーと12:30くらいまで打ち
上げをエンジョイ。石井真くんに世田谷神武館ま
で送ってもらって(ありがとうね〜、助かりまし
た!)帰宅したのは午前1:30くらい。それからレ
ポート(CF NEWS)を書いてメールで送り、mixiと
ブログにアップして、寝たのが午前3:00くらい。
午前6:00に起きて入浴。そして朝食(ウルトラ野
菜ジュースとミラクルはちみつ)。旅支度を整え
てチャックの泊まる渋谷のホテルへ向かいます。
ちょっと眠いけれども、元気に品川駅へ向かい、
新幹線で一路新大阪へ。梅田のホテルへアーリー
チェックインして、50分ほど休憩。大阪公演の主
催者・野々村さんの案内で心斎橋の三木楽器へと
向かいます。
三木楽器さんは Hub Van Laar 製チャック・フィ
ンドレー・モデルのトランペットを扱っておられ
るので、今回のクリニック実現となりました。同
楽器店のミュージックサロンで2時間の講習です。
いつもの「三つのエクササイズ(1.唇覚醒法、2.
柔軟性開発法、3.音域拡大法)」をひとつずつて
いねいに解説。「準備ができていない段階で無理
に音を出してはいけない」と強調していました。
クリニック後半はグローバル・ジャズ・オーケス
トラ(後述)の名ピアニスト奥村美里嬢とのデュ
オで4曲を演奏。
1.C Jam Blues
2.Embraceable You
3.Secret Love
4.The Song Is You
知的情報とアートがほどよいバランスの充実した
クリニックとなりました。受講された方々も熱心
に聞いておられました。
<グローバル・ジャズ・オーケストラ>
グローバル・ジャズ・オーケストラ(GJO)はいわ
ずとしれた大阪の超名門ビッグバンド。GJOがなに
かを演奏すると、その曲は「グローバル・スタン
ダード」になるとまで言われるほど(ほんまか)
影響力のある一流楽団です。
第1部
1 Beautiful Friendship
2 Break in the Clouds
3 On Green Dolphin Street
(ここでチャック登場)
4 Just Friends
5 Moment To Moment
6 Tattoo
第2部
1 It Don't Mean A Thing
2 Nancy
3 Black Nile
(ここでチャック登場)
4 Night Visions
5 When Marion Smiles
6 Worried Bout' You
アンコール:Prelude To A Kiss
GJOと共演する会場は老舗ライブハウス「ロイヤル
ホース」。高級感あふれるすてきな店内。おいし
い料理とお酒を楽しみながらジャズライブを聞く
空間です。
GJOのひきしまったアンサンブルに、チャックの変
幻自在なソロがからみあい、ゴキゲンなギグとな
りました。
「CD砂漠」と言われる大阪において、チャックの
CDはかなり売れました。ストリングス入りの美し
い曲がたくさん入った STAR EYS というアルバム
です。今回全部で200枚しか持って来ていませんし
(アメリカにもあまり在庫がないみたいなんです
が)アマゾンでも買えません。銀色ペンでのサイ
ン付き。残数稀少。売切御免!予約は受け付けて
おりませんのでクリニックかライブでお求めくだ
さい。
【CF NEWS】レアサウンズJO@名古屋 2009.11.23
<尾張名古屋はレアで持つ>
レアサウンズ・ジャズ・オーケストラは中京地区
を代表するビッグバンド。社会人とは思えないほ
ど厳しい練習をたっぷりこなし、見事なステージ
を披露しています。
今宵、チャックとの共演会場は名古屋ブルーノー
ト。チケットは前売りで完売。異様な盛り上がり
を感じます。
地元在住の人気トランペット奏者・渡辺勉氏もゲ
スト参加することになりました。
渡辺 勉
1963年、岐阜県多治見市生まれ。10歳で
トランペットを手にし16歳でプロデビュー。
ダン池田とニューブリード、北野タダオと
アロージャズオーケストラを経てフリー。
シドニー公演などを経験し、現在はC.U.G.
JazzOrchestraを中心に活動。テレビ、ラ
ジオやコマーシャルなどのレコーディング
でも活躍中。ダブルハイCを超えるハイ
ノートをヒットさせる希有のトランペット
は必聴。
第1部
Check's in the Mail
This is the Moment
Peanuts Face
(ここでチャック登場)
Green Bossa
Worried About You
Backrow Politics
第2部
After You ve Gone
My One & Only Love
(ここでチャック登場)
Black Nile
When Marion Smiles
Night Visions
Prelude to A Kiss
It Don't Mean A Thing(渡辺氏も参加)
アンコール
Spain(渡辺氏も参加)
The Preacher
チャックが来日して一週間が立ちますが、どうや
ら体重が減ってスリムになったようです。日本の
食事が低カロリーであることに加えて、階段の昇
り降りや電車での移動が多く、日常より身体を多
く動かしているからかも。おかげで体調がいいと
のことで、今日もチャックは絶好調です。
名古屋のトランペット小僧が結集したという噂も
あり、彼らの期待に応える内容だった一方で、
一般のお客さんにも楽しんでいただけるコンサー
トになったと思います。音楽は心と心が共鳴し合
うためのものというチャックの姿勢が、その音色
から、フレーズから、間の取り方から、伝わって
くる名演でした。
<いざ密林探検の旅へ>
今やロサンゼルスのスタジオ・ミュージシャンの
間で有名になった(と思われる)レアサウンズの
「ジャングル・パーティー」。密林にこだまする
ケダモノたちの咆哮のような、騒然として、生き
る力にあふれ、そしてワクワクする宴会です。
その主役はデビル氏。高く澄み切った美しい笑い
声から、2005年にリッチー・コール(as)が「デ
ビル」と命名。デビル氏が笑うと居酒屋は一気に
ジャングルに変貌するというわけです。名古屋が
アメリカのジャズ界で Devil's City として有名
になることを切に願います(ってか?)。
チャックを囲んで飲み、食べ、話し、サインをね
だり、写真を撮り、ジャングル・パーティーはに
ぎやかに盛り上がります。
そして最後は恒例のイッピョンじめ。一本じめの
拍手と同時にピョンと飛び上がることからこう呼
ばれています。英語では「クラップ&ジャンプ」
といいます(ははは)。
では今回もお疲れさまでした。
いよ〜っ! ピョン☆
【CF NEWS】Serendipity18@TFM Hall 2009.11.24
<ストリングスとともに>
Serendipity18は、今もっとも勢いのあるプロ楽団
のひとつ。バンマスでリードトランペットの杉山正
氏は、近年めざましい活躍を続けておられます。
●杉山正ブラスキャンプ
●教則本FTB英語版、TLTなどの出版
●講習会タングマジックの講師
●譜面台専用ペリカンクリップの開発
●オリジナルTPマウスピースの開発
●ジャズコンテストの審査委員長
●中国での金管指導
などクリエイティブな活動を精力的に重ね、ネット
ワークが全国的・国際的に広がっています。そして
今夜は世界的トランペット奏者チャック・フィンド
レーと共演です。
もともと杉山氏はチャックのお兄さんボブ・フィン
ドレーと親交があり、今回の共演を楽しみにしてお
られました。
会場は半蔵門の東京FMホール。さらに今回は金子
飛鳥さん率いるAska Stringsも加わって、ゴージャ
スな演奏会です。
Iwao Nomoto presents
Serendipity 18 with Aska Strings
featuring Chuck Findley
第1部
Be Bop Charlie
With All the Bells And Whistles
Bleuphoria
Tenor, ANyone ?
(ここでチャック登場)
Now Playing
第2部(Aska Strings およびチャックも加わって)
The Surrey with The Fringe on Top (w/ strings)
Night Visions
Being Green ? (w/ strings)
Worried About You
I Love You (w/ strings)
Street of Dreams (w/ strings)
Cherokee
アンコール
Just Friends
金子飛鳥さんのバイオリンはジャンルを超えた異次
元クラスの演奏です。私(水行末)もずっとご一緒
したいと恋いこがれていたアーティストで、ようや
く長年の夢がかないました。杉山氏の幅広い人脈の
おかげです。感謝! 感激!
飛鳥さんは演奏そのものがフィッシュスイム。まさ
に「背骨で弾く」という感じ。体幹部の自由さがあ
の躍動感を生んでいるのでしょう。Worried About
You のバイオリンソロは圧巻でした。
チャックのきらびやかな音色、Aska Stringsの華や
かなハーモニー、そしてSerendipity18の骨太なアン
サンブルが見事に調和したライブ。大人から子供ま
で楽しめるすばらしい演奏でした。
会場には、エリック・ミヤシロ氏や宮嶋みぎわ氏な
どのビッグバンドリーダーや、女優の沢田亜矢子さ
ん、東京外国語大学の学生や帝京高校の生徒、タン
グマジック・ファミリーのみなさんなど、各方面か
ら多くの方が見えていました。これも杉山氏の人望
の厚さを物語っています。
終演後、主催者とスタッフだけの小さな打ち上げ。
スポンサーの野本巌さんが用意してくださった隠れ
家的なバーで感動の余韻をかみしめました。野本さ
ん、ありがとうございました◎
【CF NEWS】クリニック@DAC 2009.11.25
<トランペットだらけ>
今日は新大久保の楽器店DACさんの主催で、トラン
ペット・クリニック&ミニライブ。ジャズライフさ
んの企画で、トランペット奏者の峰崎芳樹さんがイ
ンタビュアーとして質問する形式となりました。
会場には重鎮から若手までプロのトランペット奏者
がズラリ。もちろんエリック・ミヤシロさんもお越
しになっていました。
クリニックの内容はウォームアップ・エクササイズ
についてがメインでした。
1.唇覚醒法
2.柔軟性開発法
3.音域拡大法
ほかにも初見能力を高める方法、変拍子に強くなる
方法、ミュートとスライドの関係、テクニカルな練
習のための教則本などについて、峰崎氏あるいは会
場からの質問に答えながら1時間あまりのクリニッ
クを終えました。
<通訳者は高木美奈さん>
このクリニックの通訳は、前日までは私(水行末)
がすることになっていました。しかし、Tokyo FM
Hall で Serendipity18 のライブを聞きにに来てい
た高木美奈さんとばったり会ったので、急遽彼女に
お願いすることとしました。
高木さんは東京外国語大学の4年生。将来は通訳者
になるための勉強をしています。しかも東京外国語
大のビッグバンド「ジャズ・ビートニクス」でトラ
ンペットを担当。杉山氏の生徒でもあります。英語
もわかる、通訳業務も練習している、しかもトラン
ペットのことがわかる。ですから「実戦」を経験し
てもらうことにしました。
大勢の人の前で通訳するのは初めてとのことで、最
初はかなり緊張していた高木さんですが、見事に大
舞台を乗り切りました。会場の人からもDACさんの
スタッフからも「わかりやすくていい通訳だった」
と絶賛。金管関係の通訳者が必要なときは、高木さ
んがいますので、みなさんお見知りおきを◎
<トリオとミニライブ>
後半は井上祐一トリオとのミニライブです。
チャック・フィンドレー tp
井上祐一 p
楠井五月 b
正清 泉 ds
曲目は以下の通り。
1.I Remember April
2.Joy Spring
3.Estate
4.Softly As in A Morning Sunrise
5.The Shadow of Your Smile
6.The Song Is You
アンコール
7.Straight No Chaser
チャックは、もう縦横無尽に吹きまくり。本物の
ジャズプレイヤーです。その音色はあまりにも美し
い。ワイルドかつロマンティック。しかもキャラが
お茶目。これって、モテる男の要素を全部満たして
ますよね。すごいな。
井上祐一さんは高い技術を持つアーティスト。トリ
オとチャックのインタープレイも絶妙で、ジャズ好
きにはたまらないセッションとなりました。
興奮のギグ終了後、でり坊食堂で打ち上げ。お疲れ
さまでした〜♪
【CF NEWS】立教NSH@DAC 2009.11.26
<クール&クリーン>
この数年、立教大学New Swingin' Herdの躍進はめ
ざましいものがあります。このバンドのクールでク
リーンなサウンドは年々磨きがかかっており、今年
の山野ビッグバンドジャズコンテストでは第3位、
トランペットの劉慎太郎くんが最優秀ソリスト受賞
を受賞しました。
チャックとの共演会場は新大久保のDAC。まずはブ
ラスを対象として、1時間ほどのセクション指導を
行ないました。通訳者は国際基督教大学モダン・
ミュージック・ソサエティOBのトランペット奏者、
荒井靖也さん。
余談ですが...
じつはこの日の朝、チャックから私(水行末)へ
電話があり、「たいへんなことになった」という
暗い声。「パスポートをなくしてしまった」と。
前日、Eリック・Mシロさんたちと打ち上げをし
たあとタクシーでホテルへ帰ったとき、そこで落
とした可能性が高いとのこと。さっそくEリック
さんに電話してタクシー会社を教えてもらい連絡
してみると、パスポートが無事届いていました。
「チャールズ・ベントンさんですか? ヒゲの外
国人の写真が貼ってありますが」とタクシー会社
の方。「そうです、その下にフィンドレーとも書
いてありますよね」「ああ、ありました」。すわ
一大事と思いましたが、比較的楽に解決すること
ができました。Eリックさんがレシートをとって
おいてくださったおかげです。多謝!
立教NSHとチャックの共演は3部構成。
第1部
Seven Steps to Heaven(NSHのみ)
Waltz for Bill
No Doubt
Tattoo
第2部(コンボ演奏)
I Love You
Cantalope Island
The Shadow of Your Smile
Just Friends(劉慎太郎くんも参加)
またまた余談ですが、劉くんのソロはじつに音色
がいい。学生ばなれした円熟味のあるサウンドで
す。楽器はCGセルマー、マッピはCGパーソナル。
さすがにいい音がします。
第3部
Night Visions
Worried Bout' You
When Marion Smiles
アンコール
Riffin The Griffin
コンサートの最後に、NSHの司会者がチャックに質問
しました。「チャックさんにとって、ジャズの魅力
はなんですか」。チャックの答えは
tell your story
物語を伝えることだと。ただ音を吹くのではなく、
音符の背後にあるあなたの物語を伝えなさいという
アドバイス。いやあ、しびれますね。
演奏終了後は、サイン大会、写真大会で盛り上がり
ました。楽しい共演となりました。
【CF NEWS】中央SCO 2009.11.27
<龍が昇るごとく>
中央大学スイング・クリスタル・オーケストラは、
この一年をみてもメキメキ力をつけてきているビッ
グバンド。まさに龍が昇るごとく、サウンドがどん
どん洗練されてきています。
4月クレイ・ジェンキンスと共演、10月ホウコン・
ストームと共演につづいて今年3回目の海外ゲスト
とのジョイントです。
前の2回は新宿SOMEDAYを使ってのライブ形式でし
たが、今回は中央大学の八王子キャンパスをチャッ
クと私が訪ね、SCOの部室でブラスクリニックやバ
ンド指導、さらには共演もするという、プライベー
トな形式をとりました。
クリニック
1.唇覚醒法
2.柔軟性開発法
3.音域拡大法
ジュニアバンドの曲目
Opening Theme (It Don't Mean A Thing)
Yagotta Try
For Lena And Lenny
レギュラーバンドの曲目
Opening Theme (It Don't Mean A Thing)
Seven Come Eleven
More Soul
Prelude to A Kiss
Sing Sang Sung
Jingle Bells
これらの曲について、チャックがアドバイスを与え
たり、一緒に演奏したりして、曲を徐々に作り上げ
ていきます。そして最後にコンサート形式で(お客
さんはいませんけど)、ほぼ全曲を通して締めくく
りました。
終了後は持ち寄ったお菓子やお寿司をつまみながら、
部室でアットホームな打ち上げです。
大学サークルの部室という「日常」の空間に、世界
的トランペット奏者がやって来て一緒に演奏すると
いう「非日常」の出来事が起きる。このギャップは
なかなか楽しいですね。
スイング・クリスタルの躍進は、とても楽しみです。
来年はジュニアバンドがステラジャムに出場する方
向で検討するそうですし、しばらく彼らの動向から
目が離せません。
【CF NEWS】小松シルクビート 2009.11.28
<北陸の二大ビッグバンド>
石川ジャズオーケストラ・ピラミッド(Ishikawa
Jazz Orchestra Pyramid=IJOP)とフィールドハ
ラー・ジャズ・オーケストラ(Field Holler Jazz
Orchestra=FHJO)は、北陸を代表するビッグバン
ドです。
今日のチャックは、IJOP&FHJOという二大社会人
バンドとの共演。会場は小松空港近くにあるシル
クビートというスタジオ。倉庫を改装して多目的
スペースとして活用するクリエイティブでユニー
クな空間です。
リハーサルを終えていったんホテルに戻り、本番
前の軽い食事は会場近くの「ラーメン賓龍」で。
チャックは店の看板を見て、「オウ、カタカナア
ンドカンジ!」とつぶやいていました。カタカナ
(ラーメン)&漢字(賓龍)を判読できた喜びが
言葉になって出たものでしょう。
同行してくださった小沢さん(多摩のファニー・
フェローズの元リードtp)、荒木さん(TM富山の
ハブリーダー)は、FHJOのトランペット。みんな
でおいしいみそラーメンをいただきました。ごち
そうさまでした。
第1部 Pyramid
Swingin' for The Fences
La Samba Primera
Hey There
It's Just Talk
(ここでチャック登場)
Entropical Paradise
Hospital Blues
Little Old Lady/
第2部 コンボ vocal Tara
Bye Bye Blackbird
Satin Doll
(ここでチャック登場)
Georgia on My Mind
第3部 Field Holler
Sweet Love of Mine
Up Jumped Spring
Be Bop Treasure Chest
(ここでチャック登場)
Tattoo
When Marion Smiles
Night Visions
アンコール Beauty And The Beast
フィナーレ Sesame Street(全員で演奏)
確認できただけでお客さんは166名。お子さんや関
係者などチケット以外で入場された方も含め会場
は立ち見が出る超満員でした。
IJOPもFHJOも熟練の名演奏。生涯にわたって上達
していける可能性と、音楽を友とする人生の喜び
を感じさせてくれます。
そしてチャックのゲスト演奏。今日もワイルドに
ロマンティックに吹きまくります。
終演後、会場のセッティング変えてそのまま打ち
上げへ。今日の出会いに感謝し、ともに時間を共
有した楽しさをかみしめます。
打ち上げが終わってホテルへ戻り、エレベーター
の中でチャックがつぶやきました。
「俺は哀しいよ」
「なにが?」
「だってツアーが終わるじゃないか」
チャックによれば、ここまでの10日あまり、日本
では毎日が特別な日だったとのこと。みんながま
じめに音楽と向き合い、礼儀正しく親切にしてく
れる。アメリカではなかなかできない経験だと。
いよいよ明日(29日)は最終公演。神田岩本町の
Tokyo TUC で The Kick Us Band と共演です。
Tonight Show Band のレパートリーもたっぷりお
楽しみいただけますよ。
【CF NEWS】キックアス@Tokyo TUC 2009.11.29
<最終公演は東京で>
約2週間にわたったチャック・フィンドレーの日本
公演も今日が最終日。神田岩本町Tokyo TUC で、
Gordon Goodwin Tribute Band および The Kick Us
Band との共演です。
第1部
Gordon Goodwin Tribute Band の演奏
第2部
(The Kick Us Band とチャックの共演)
Cinderella's Waltz
Begin The Beguine
C Jam Blues
Prelude To A Kiss
Santos
Explosion
アンコール
In The Mood
Louie Bellson、Buddy Rich、Tonight Show Band
など、チャックゆかりの楽団のナンバーを集めた、
ユニークなレパートリーでした。
第1部、第2部ともに、ひきしまったアンサンブルで
ビッグバンドの魅力を存分に堪能できました。また
選曲がマニアックで、通をうならせるようなものば
かり。フルバンオタクの集うGGTBおよびKUBの面目
躍如です。
終演後は飯田橋の居酒屋「北海道」で打ち上げまし
た。チャックは12公演すべてを無事に終了し、その
華麗なトランペットを日本の聴衆に広く知ってもら
うことができました。
1967年 バディ・リッチ楽団のメンバーとして
1992年 GRPオールスターズのメンバーとして
1993年 モントレー・ジャズ・フェスティバル・
イン能登出演のコンボとして
2009年 単独でゲストアーティストとして
以上がチャックの来日経歴です。これまでに4回し
か来日機会がなかったことが信じられないほど日本
文化に親しみ、寿司や焼酎を楽しみ、夜ごとの宴会
では「一本じめ」「三本じめ」をこなしました。本
人もまたの来日を強く希望しています。次回の日本
公演を期待したいと思います。
今回も、ツアーを通じて多くの方と出会い、お世話
になりました。共演したアーティストのみなさん、
舞台や公演スタッフのみなさん、会場へ足を運んで
くださったお客さま、そしてブログ等ですてきな感
想を綴ってくださったみなさんに、この場を借りて
お礼申し上げます。ありがとうございました。
チャックはこれからモスクワへ向かいます。現地で
はジェームス・ラスト・オーケストラのゲストとし
て演奏するそうです。
(了)
投稿者 kurosaka : 2009年11月18日