ワールド・プロジェクト・ジャパン  〜 合奏音楽のための国際音楽プロダクション 〜


マリふたたび

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再来日!
全体スケジュール
大阪燃ゆ
名古屋酔う
さくらんぼ飛び散る
渋谷ときめく
明治わきたつ
DAC華やぐ
立教冴えわたる
GGTBもだえる
はいえな吠える
金沢つながる
大阪に憩う
緑の音ひびく


【マリ通信】再来日! 2008.11.14

エリック・マリエンサルは、16:46にユナイテッド
航空便で関西空港へ到着。20分後には空港ロビー
に現れました。

ご存知の通り、先週はGordon Goodwin's Big Phat
Bandのメンバーとしてブルーノート東京に出演。
いったんロサンゼルスの自宅へ帰って、あらため
ての来日です。

この日本公演が終わると次はヨーロッパ遠征、そ
してアフリカ公演へと、クリスマスまで世界中を
飛び回る売れっ子プレイヤーです。

関空からリムジンバスで大阪市内へ移動。ホテル
へ無事チェックインしました。

日本で行ってみたいところはと尋ねると、すかさ
ず「小浜市」という答えが返ってきました。なる
ほどね〜◎ アメリカでも有名みたい。

明日はドルチェ楽器でクリニック、そしてロイヤ
ルホースでグローバル・ジャズ・オーケストラと
共演です。

<エリック・マリエンサル2008スケジュール>
11月15日(土)大阪
 ドルチェ楽器でクリニック
 梅田ロイヤルホースでグローバル・ジャズ・
 オーケストラと共演
11月16日(日)
 名古屋ブルーノートでレアサウンズ・ジャズ・
 オーケストラと共演
11月17日(月)
 柴崎さくらんぼでセッション
 片岡勇三tb、ユキアリマサp、安カ川大樹b、
 小山太郎ds
11月18日(火)
 渋谷JZ BratでSerendipity18と共演
11月19日(水)
 Tokyo TUCで明治大学ビッグサウンズ・ソサエ
 ティ・オーケストラと共演
11月20日(木)
 管楽器専門店DAC Space Doでセッション
 井上祐一p、黒田勉b、正清泉ds
11月21日(金)
 管楽器専門店DAC Space Doで立教大学ニュー・
 スウィンギン・ハードと共演 
11月22日(土)
 Tokyo TUCでゴードン・グッドウィン・トリ 
 ビュート・バンドと共演
11月23日(日)
 SOMEDAYでコンフント・ハイ・エナジーと共演
11月24日(月)
 金沢市民芸術村で3楽団と共演
 _ 金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21
 _ 石川ジャズ・オーケストラ・ピラミッド
 _ フィールド・ハラー・ジャズ・オーケストラ
11月25日(火)
 (移動日)
11月26日(水)
 東大阪グリーンノートでセッション
 佐伯準一kb、大森成彦b、畑秀司g、
 テルシファー高阪ds




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【マリ通信】大阪燃ゆ 2008.11.15

ロングトリップの疲れを癒すべく、エリックは午
前中たっぷり休養を取りました。

午後イチからローカルFM局のインタビュー。続い
て14:30〜16:30は梅田ドルチェ楽器でサックス・
クリニック。マイナスワンCDを使ってのデモ演奏
あり、基礎技術の講義あり、質疑応答あり、参加
者のインプロヴィゼーション飛び入りありの、盛
りだくさんで楽しいワークショップでした。

休む間もなくロイヤルホースへ移動し、グローバ
ル・ジャズ・オーケストラとリハーサルです。昨
年(2007年)も2度共演しているので、息はぴった
りです。

藤平(とうべい)でラーメン&餃子のディナーを
いただいたあと、19:00からライブです。

第1セット
Intrepid Fox
Ayo Nene
Break In The Clouds
(ここでエリック登場)
Speak Low
No Three Ways About It
Worried 'bout You
Rainy Day
Crazy But

第2セット
Blues For Methe
That's All
Darn That Dream
(ここでエリック登場)
Play That Funky Music
Ballad For G And E
Just A Beautiful Night Like This
Two Samba To Go
アンコール:Cherokee

ハードスケジュールの疲れも見せず、グローバル
の重厚なアンサンブルをバックにエリックのサッ
クスは縦横にフレーズを紡ぎだします。

Play That Funky Music はエリックの魅力が引き
立つ曲。お客さんも大喜びで、大阪が燃える一夜
となりました。

明日は名古屋です◎



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【マリ通信】名古屋酔う 2008.11.16

大阪から名古屋へ移動。お昼は名古屋らしいもの
をということで、エリックと二人で味噌煮込みう
どんをいただきました(@若鯱家)。カレーうど
んが売りのお店だそうですけど、今日は味噌煮込
み。これがまた、おいしかった!

共演するのは名古屋が世界に誇るレアサウンズ・
ジャズ・オーケストラ。会場は名古屋ブルーノー
ト。療養中のリーダー西川さんもリハから会場へ
お越しになり、気分が盛り上がります。

第1セット
Blues for Mr.P
Jeannine
The Gentle Rain
ここでエリック登場
High Maintenance
Ballad for G and E
Evanology


第2セット(エリック全曲参加)
Samba de Orpheus
Speak Low
Worried about You
エリックのソロ
Two Samba to Go
Gorgia on My Mind
Cherokee

アンコール:
My One And Only Love(エリックのソロ)
Play That Funky Music
The Preacher

名物となった林さんのMC。「5分でわかるエリッ
ク・マリエンサル」のコーナーは大好評でした。

司会の名調子にレアの名演奏、そしてエリックの
熱演が加わって、お客さんのレスポンスもたいへ
んに良かったですね。CDが売れる売れる! お買
い上げありがとうございました〜☆

そして、いよいよ運命の打ち上げ。ウエイン・
バージロン、アンディ・マーティンら、ロサンゼ
ルスの超一流アーティストたちがみな味わった試
練もとい悦楽、恐怖のもとい歓喜のジャングル・
パーティーが始まります。

会場はシャレた小料理屋風のお店。乾杯の音頭が
始まる前から、怪鳥を思わせるかん高い鳴き声が
店内のそこここにこだましています。

リードアルトのデビル新美氏主宰(?)のレアサ
ウンズ名物ジャングル・パーティーは、今回もし
めやかに、じゃなくて豪快に盛り上がりまくった
のであります。

いまやロスでも評判のこの宴会。参加したことが
スタジオ・ミュージシャンとして一流の証となる
とかならないとか。エリックも存分に楽しみまし
た。レアのみなさん、ありがとうございました◎



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【マリ通信】さくらんぼ飛び散る 2008.11.17

名古屋から東京へ移動して、ホテルへチェックイ
ン。夕方からは京王線柴崎のライブハウスさくら
んぼでリハーサル(というか打ち合わせ)です。

今日の共演者は、片岡雄三バンド。

 片岡雄三 tb
 ユキアリマサ p
 安カ川大樹 b
 小山太郎 ds

という強力なメンバー。簡単な打ち合わせだけで
セッションに入りました。もちろん本番前にさく
らんぼ名物のカレーはいただきました。エリック
もこのスパイシーなカレーの大ファンです!

第1セット
Just Friends
エリック登場
St.Thomas
There Is No Greater Love
Body & Soul
My One And Only Love
Nica's Dream 

第2セット
Have Yourself A Merry Little Christmas
エリック登場
A Night in Tunisia
There Will Never Be Another You
Mercy, Mercy, Mercy
Donna Lee(超超超高速)
アンコール Straight No Chaser

いやあ、圧巻でした。片岡バンド自体がすばらし
いところへ、エリックのマシンガン・サックスが
乱入し、スリリングで高度なコール&レスポンス
の応酬が続きます。

インプロヴィゼーションとはこんなに生き生きし
たものなのか。時を忘れ喜びが内側からわき上が
る白熱のギグでした。ジャズってすごい!

明日は渋谷JZ Bratです。



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【マリ通信】渋谷ときめく 2008.11.18

今日のエリックは、現在もっとも勢いのあるビッ
グバンドのひとつ Serendipity18 と共演です。

<trumpets>
 バンマス杉山 正、双木博和、佐々木大輔 、
 Neil Stalnaker、吉田憲司
<woodwinds>
 吉永 寿、渡辺てつ、岡崎正典、出村道秋、
 武田和大、Steve Sacks
<trombones>
 三塚知貴、川原聖仁、榎本裕介、堂本雅樹
<Rhythm>
 Jonathan Katz (p) 、Jeff Curry (b)、  
 Scott Latham (ds)

会場は渋谷JZ Brat。入替制の2セット公演です。


Moonlight Serenade
Sugar
Guiding Star
A Night in Windsor
ここでエリック登場
Speak Low
Crazy, But...
Worried About You
Just Platonic
New York State of Mind
Rhythm And Blues
アンコール:Cherokee
 High Maintenence(2部のみ)


周知の通り、エリックは世界でもっとも人気の高
いアルト奏者の一人。今宵のコンサートはいわば
「旬と旬の出会い」でした。

会場は2セットとも満席。Serendipity18の濃厚な
アンサンブルにパーカッシブなエリックのサック
スが加わり、バラードでは艶やかに、アップテン
ポ曲ではぐいぐいと聴衆を引き込みます。

ビッグバンドの楽しさと可能性を存分に示した、
充実のライブでした。

明日はTokyo TUCで明治大学と共演です。



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【マリ通信】明治わきたつ 2008.11.19 

学生バンドの名門、明治大学ビッグ・サウンズ・
ソサエティ・オーケストラ(BSSO)との共演。い
つものようにTokyo TUCが会場です。

まずは1時間ほどサックス・セクションを対象とし
たクリニック。

1.エアを前へ出し続けること
2.アンブシュアについて(リード先端でなく中心
 を支える)
3.ノドを開くこと

という3つのポイントを軸に、さまざまなアーティ
キュレーションを使って音階練習をすること、タ
ンギングのときに音をブツブツと切らないようエ
アの流れをコントロールすることなど、基礎技術
について丁寧に説明がありました。

第1セット
 明治大学BSSOレギュラーバンド
第2セット
 明治大学BSSOジュニアバンド
第3セット
 明治大学BSSOレギュラーバンド+エリック

 Just Platonic
 Cool Fusion Samba
 Bllad for A Rough Year
 Speak Low
 Crazy But...
(アンコール)
 ソロ
 Play That Funky Music

満員のTokyo TUCは、エリックの熱演に我を忘れる
異空間と化しました。アルトサックスという楽器
が隅から隅まで鳴っている豊かな音色。そこから
繰り出される流麗なフレーズの嵐。

ソロイストもバンドも聴衆も、みんながひとつに
なって空間を共有した一夜でした。

終演後、TUCでビールを飲みながら、BSSOとエリッ
クは親交を深めました。

明日は新大久保DACでクリニック+ミニライブ。



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【マリ通信】DAC華やぐ 2008.11.20 

今日は新大久保DACのスペースDoでの公演。

まず1830-1930はサックスクリニック(通訳者は音
楽関連通訳のスペシャリスト芳岡倫子さん)。基
本的な練習方法や、ワンコードを使ってインプロ
ヴィゼーションの基本を身につける方法などが紹
介されました。

つづいて1950-2130はトリオとの共演。

 井上祐一 p
 黒田 勉 b
 正清 泉 ds

曲目は以下の通りです。

 Body & Soul
 There Will Never Be Another You
 New York State of Mind
 Cold Duck Time
 Moody's Mood for Love
 A Night in Tunisia
 Donna Lee
 アンコール Straight No Chaser

息もつかせぬ熱演。エリックの華麗なテクニック
とそれを支える基礎技術の確かさに、聴衆は魅了
されました。

「もっとも大切なのはサウンドだ」。クリニック
でエリックがよく口にする言葉です。どんなに速
く演奏できても、難しいことをやっても、サウン
ドが良くなければ意味がない。

それを身にしみてわからせてくれるのがエリック
のライブです。楽器全体を鳴らしきっている。力
強く、豊かで、説得力のある音色。それは本番だ
けでなく、ロングトーンやアルペジオのような基
礎練習でも感じられます。

すべてのサックス奏者が、いや音楽家ならおそら
く誰でも、しみじみと「練習しよう」という気持
ちにさせられる。そんなエリックの音楽です。

明日は再びDACで、今度は立教大学のビッグバンド
と共演します。



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【マリ通信】立教冴えわたる 2008.11.21

今日も新大久保DACのスペースDo。共演するのは立
教大学のビッグバンドNew Swingin' Herdです。

まずサックス・セクションを対象とした非公開ク
リニック。チューナーを使うこと、そしてメトロ
ノームを使うことが強調されました。

スケール練習やクロマティックの跳躍練習ををい
ろんなアーティキュレーションで行なったり、モ
チーフ(たとえばあるスケールの1度3度4度5度の4
音)をすべてのキーで、異なるアーティキュレー
ションで行なったり、という練習方法が紹介され
ました。

ライブは3部構成でした。

第1部
 Attach of the Killer Tomatoes
 Crazy But..
 Wyrgly

第2部(コンボ)
 The Days of Wine And Roses
 ソロ
 Footprints

第3部
 Cool Fusion Samba
 Balld for G & E
 The Santa Maria
 アンコール Milestones

お客さんの入りもよく、New Swingin' Herd 特有
の現代的で澄んだサウンドが冴えわたっていまし
た。エリックの躍動的なサックスが加わり、とて
も上質なジャズが楽しめました。

新大久保駅前の「和民」で打ち上げ。乾杯!
明日はTokyo TUCです。



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【マリ通信】GGTBもだえる 2008.11.22

今回、エリック来日ハイライトのひとつが、今日
のGordon Goodwin Tribute Bandとの共演です。
このあきれるほどにマニアックで愛すべきバンド
は、ゴードン・グッドウィンの曲しか演奏しない
のです。

しかも、Big Phat Band の現役奏者であるエリッ
ク・マリエンサルをゲストに迎えて、あろうこと
か全曲リードアルトとソロを吹けとのこと。その
マニアぶりは世界に誇れると言えましょう。

会場はTokyo TUC。リハーサルから猛烈にテンショ
ンが高く、大方のメンバーはこの時点で燃え尽き
た感さえありました(笑)

第1部
(GGTBのみ)
High Maintnance
I'm Beginning to See the Light
A Few Good Men
Backrow Politics
Beauty ANd the Beast
Mueva Los Huesos(Shake Your Bones)

第2部
(全曲エリックがリードアルト&ソロ)
Act Your Age
Samba Del Gringo
Second Chances
The Jazz Police
Swingin' For The Fences 
Play That Funky Music
アンコール 
Royal Tomato(サックス五重奏)
The Check's In The Mail
High Maintnance

狂気に近いバンドの熱というのは、聴衆にも伝わ
るもので、いやあ盛り上がるのなんのって。エキ
サイティングで歓喜に満ち満ちたライブとなりま
した。エリックのソロも、Big Phat Band での公
演を超えていたように思います。

神田駅前の坐和民での打ち上げもまた、イキっぱ
なしのエクスタシー状態。GGTBのステッカーを何
枚もプレゼントして、エリックのサックスケース
や、なんと Big Phat Band バッグにまで貼っても
らいました。嗚呼!

3時間半におよぶ宴会は、終止笑顔と歓声に包まれ
て、エリックはゴードンへのお土産話をどっさり
と持って帰ることになりました。

みなさん、お疲れさまでした◎



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【マリ通信】はいえな吠える 2008.11.23

今日の共演相手は、日大リズムのOBバンド「コン
フント・ハイエナジー Conjunto High Energy」。
御苑スタジオで入念なリハーサル。そしてライブ
会場の新宿SOMEDAYへ移動です。ちなみにエリッ
クの夕食はやよい軒のカツ丼でした。

第1部
 Caribe
 Speak Low
 Riverdance
 ここでエリック登場
 Play That Funcky Music
 Two Samba To Go
 Got A Match?

第2部
 Black Orpheus
 Rainy Day
 Time With You
 Lovely Lady
 El Deseo Por Musicas
 Tequila Sunburst
 アンコール Aguanile

その名のとおり高エネルギー(ハイエナジー)な
サウンドのバンドです。ラテンパーカッションを
中心としたリズム隊がしっかり骨格を作り、激し
いソロの応酬で濃密な音空間ができあがります。

しかも、そこにエリック。どくどくと脈打つよう
なエリックのアルトが、スーパーハイエナジーな
世界へと聴衆を導いていきます。

ビッグバンドのウキウキした楽しさ、ラテンの熱
くて陽気なリズム、そして破壊的なエリックのソ
ロによって今日も神がかったギグとなりました。

和民(3日連続です! 渡辺美樹社長、儲かってま
すね〜)での打ち上げはクールダウンの場。おい
しい鍋をいただきながら、談笑に花が咲きます。

こうしてエリックの東京公演最終夜は完全燃焼し
たのでありました。はいえなのみなさん、ありが
とうございました。

明日は金沢へ向かいます。



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【マリ通信】金沢つながる 2008.11.24

ゆうべは、はいえなの皆さんと12時くらいまで打
ち上げで盛り上がりました。

エリックをホテルへ送った私はオフィスに戻り、
レポートを書いて午前2時に就寝。5時半に起きて
旅支度をし、午前7時50分にはエリックとホテルの
ロビーで待ち合わせ。電車で羽田空港へ向かいま
した。さすがに、眠い…。

小松空港から迎えの車で金沢駅前へ。いま世間で
話題のアパホテルにチェックインです。部屋には
ホテルの発行する雑誌「Apple Town」が置いてあ
り、例の空幕長の論文も大きく載ってますね。

さて、今日の会場は金沢市民芸術村パフォーミン
グスクエア。共演するのは石川、富山を代表する
ビックバンド3団体です、

1.フィールド・ハラー・ジャズ・オーケストラ
2.石川ジャズオーケストラ・ピラミッド
3.ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21

現在、全国各地で若年層へのジャズ教育が本格的
な広がりを見せています。

石川県でも、能登で青少年のジャズ教育プログラ
ムが進行中であるほか、金沢では2005年から中高
生対象の「JAZZ-21」、2008年からは小学生対象の
「キッズ・ジャズ・バンドSEEDS」が発足。

今夜のイベントも、社会人バンド2団体とJAZZ-21
とがエリック・マリエンサルと共演するジャズ教
育イベントと位置づけることができます。

演奏曲目は以下の通り(出演順)。

 ※エリックのほかにもう一人のゲストプレイ
  ヤーとして長島一樹氏がバリトンサックス
  で加わっています。長島氏は早稲田ハイソ
  の出身で1998年にアメリカ公演をご一緒し
  ています。その後ビッグバンドの名門ノー
  ステキサス大学へ留学し、一軍である One
  O'clock Band まで登り詰め、最近は帰国し
  てプロとして活躍しておられます。10年ぶ
  りにビッグになった長島氏と再会です♪

<JAZZ-21>
Things Ain't What They Used to Be
One O'clock Jump
What A Wonderful World
ここでエリック登場
Spain
Blue Bossa
Jumpin' at the Woodside

<フィールド・ハラー・ジャズ・オーケストラ>
On Green Dolphine Street
Round Midnight
ここでエリック登場
Here's That Rainy Day
Early Autumn
Worried About You
Crazy But...

<石川ジャズオーケストラ・ピラミッド>
The Jazz Police
Early Spring
ここでエリック登場
Act Your Age
Hunting Wabbits
High Maintenance
Sing Sang Sung

<合同バンド>
Take the A Train
(アンコール)
エリックのソロプレイ
聖者の行進

会場も、舞台も、照明も、運営も本格的なもので
した。これはもう「ジャズ・フェスティバル」と
呼んでいいほどの大イベント。主催者である金沢
市民芸術村ミュージック工房さんの気合いが伝
わってきます。

もちろん出演団体の演奏はすばらしく、エリック
のソロもお客さんをどんどん盛り上げます。楽し
さでつなぐジャズの輪が、さらに広がっていくこ
とを予感させる素敵なイベントでした。

関係者のみなさん、お疲れさまでした☆

明日は大阪へ向かいます。このツアーが始まって
から初めての休日です。ゆっくり休んで、最終公
演である東大阪Green Noteのギグに備えます。



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【マリ通信】大阪に憩う 2008.11.25

金沢からサンダーバードで大阪へ。今日はライブ
がない「オフ」です。車中では今回のツアーを振
り返りながら、エリックと二人で次回日本公演の
構想を練りました。

もちろん内容はヒミツですが、ひとつだけ努力目
標として掲げたのは、小浜市でのライブを実現す
ること(笑)

ほかにもいろんな話をしました。1時間くらいかけ
て呼吸法についてくわしく説明しました。内外肋
間筋、大腰筋、横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群など
の専門用語を使わずに英語で説明するのにはホネ
が折れましたけど。

ボトミング、MOT、アップドラフト、外柔芯剛につ
いても概略を説明しました。あのエリック・マリ
エンサルが、北陸本線の車中で「すいあげーはき
さげ」をやっている姿、想像できます?

エリックは私の話を聞いて、サックスを吹く仕草
をしながら、いちいち自分の身体で確認していま
した。彼のすばらしいプレイは、このような研究
熱心さの賜物なのだということに、私も感激しま
した。

しかし、筋肉や骨の構造について詳細な知識がな
くても、エリックがTMやW&Bで求める身体の使い方
を知らず知らず体得しているのは言うまでもあり
ません。

また興味深いことに、エリックと話すほどサック
スと金管の共通点も浮かび上がってきました。

●アンブシュアに仕事をさせるな。
●エアに仕事をさせろ。
●つねにエアを前へ出し続けろ。
●横隔膜は降ろしたままエアを支えるべし。
●喉をオープンに。
●耳を使え。自分の音をよく聞くべし。自分が聴
 衆として聞きたいと思える音で演奏せよ。
●首から肩の力を抜いてリラックスすること。
●スタッカートやスラーなど、あらゆるアーティ
 キュレーションを練習せよ。自由自在にタンギ
 ングできることが大切だ。

こうして並べると、なんだかタングマジック講習
会のようではありませんか。

特に意見が一致したのは、自分自身の音や身体の
状態などあらゆるディテールに「注意を向ける」
こと。自己観察が上達の決め手だという点です。

その「観察」は練習のときは自己に向かい、演奏
のときはバンドメンバーに向かいます。さらには
聴衆に注意を向けることにつながります。つまり
音楽とは、自己との、バンドとの、そして聴衆と
の「コミュニケーション」だというのです。

話に夢中だったからか、金沢から新大阪まであっ
という間の3時間でした。今日はオフ。大阪でゆっ
くり休み、明日のギグに向けて英気を養います。



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【マリ通信】緑の音ひびく 2008.11.26

エリック・マリエンサル日本公演のフィナーレを
飾るのは、東大阪のライブハウス「グリーンノー
ト」での公演。近鉄奈良線「八戸ノ里(やえのさ
と)」にあるこの小さなハコは、数少ない選ばれ
たジャズアーティストだけに知られる隠れ家的な
場所です。

オーナーは歯科医でオーディオ研究家の杉岡浩一
氏。自宅一部をライブハウス兼オーディオショッ
プとして改装したものです。しかし、道楽と呼ぶ
にはあまりにも本格的。高額なオーディオ機器が
所狭しと並び、21万枚のCDを所蔵。

圧巻は杉岡オーナーが「地獄めぐり」と呼ぶオー
ディオルーム探訪です。自宅内には28の部屋があ
り、そのひとつひとつに数点のオーディオシステ
ムが組まれています。

つまり、たとえばひとつのCDを、100種類以上のシ
ステムで聞いてまわることができるという、地獄
ならぬオーディオ・パラダイス。音のテーマパー
クと呼ぶにふさわしい深淵で壮大な世界です。

エリックと私も「地獄」をめぐらせていただきま
したが、当然のことながらそのすべてを見る時間
はありません。8部屋ほどでCDやDVDを試聴して、
「地獄の一丁目」から娑婆へ戻って参りました。
どのシステムも最上級のサウンドながら、それぞ
れに個性が異なることは驚きでした。

さて、今日の共演者はBlack Candyという関西では
よく知られた凄腕フュージョンバンド。年に何回
も韓国公演を行なう、国際派でもあります。

 佐伯準一 kb
 大森成彦 b
 テルシファー高阪 ds
 畑 秀司 g

エリックのオリジナル曲中心のギグでした。お客
さんは40名ほど。店内は満杯です。ライブハウス
というよりは、宮廷のサロンコンサートに近いイ
メージでしょうか(そんなとこ行ったことありま
せんけどね)。

第1部
 Street Dance
 Easy Street
 New York State of Mind
 Hangin' on the Broadwalk
 Last Day of Summer
 Play That Funky Music

第2部
 Compared to What
 Blue Water
 冬物語(杉岡オーナーの作曲)
 Back Talk
 Lost without You
 Rio Funk
 (アンコール)
 Spain
 ソロプレイ
 Sister Sadie

公演後は杉岡家でしゃぶしゃぶパーティー。上質
な肉と野菜、ビールとワインに舌鼓を打ちながら
音楽談義に花が咲きました。

杉岡氏とエリックは20年ほどのつきあいになるそ
うです。GRPオールスターズ、チック・コリア、
リー・リトナーなど、エリックの参加するバンド
の日本公演は欠かさず訪れ、昨年春の高槻ジャズ
ストリートやロイヤルホース公演にもお越しくだ
さいました。

杉岡氏にとって、エリックをグリーンノートに迎
えてライブを行なうことは悲願の達成。明け方の
4時まで話し込み、この歴史的ライブを打ち上げま
した。すばらしい音響、ライブ、そしてお料理、
ごちそうさまでした。

これでエリック・マリエンサル2008日本公演はす
べての行程を終了。今回も多くの出会いがあり、
たくさんの感動的な思い出ができました。1年半後
にあらためて一緒にツアーする予定です。

関係者のみなさま、会場へお越しいただいたみな
さん、お疲れさまでした。そしてありがとうござ
いました。

明日夕方の便で、ロサンゼルスへ帰るエリック。
現地ではThanksgiving Dayと結婚25周年のイベン
トが待っているそうです。おめでとう〜☆

投稿者 kurosaka : 2008年11月29日