神業に抱かれながら
ビルがやってきた!
2007.11.1 成田空港到着
<より高くより速く>
恒例となりつつある秋の「PLATINUM JAZZ WEEKS
企画」。ゲストアーティストと各地をまわるジャ
ズ・プログラムです。
1.ホウコン・ストーム g 2003
2.ビル・ワトラス tb 2004
3.リッチー・コール as 2005
4.ボビー・シュー tp 2006
5回目となる今年は、ふたたびトロンボーンの巨匠
ビル・ワトラスです。2004年から3年ぶりの来日。
前回のレポートはこちら。
<成田空港へ到着>
ロサンゼルスからの飛行機は、午後4:06に成田空
港へ到着。5:00頃ロビーに姿を現わしたビルは、
相変わらずさっそうとしています。
成田エクスプレスで都内へ向かいながら、今回の
ツアーの打ち合わせや、これまでの思い出話、近
況の報告など、いろんな話をしました。
もうワトラス・ファンには有名な話ですが、彼の
大好物は「うなぎ」。お寿司も好きですし、まむ
しドリンクも愛飲しますが、なんといってもうな
ぎが本当に好き。今回もいっぱい食うぞと気合い
が入っているようです☆
渋谷のホテルへチェックインすると、すぐに渋谷
駅地下の食品売場(Food Show)へ行き、さっそく
夕食のうなぎを購入。明日からのツアーにそなえ
てエネルギー補給です!
<日本公演2007スケジュール>
11月02日(金)
赤坂B flat 公演
共演:miwako4
miwako4+スミ☆アヤコ
miwako (as,fl) 、川久保典彦 (p) 、
アラン・グリースン (b)、菅田典幸 (d) 、
スミ☆アヤコ (vo)
11月03日(土)
名古屋公演
共演:レアサウンズJO
11月04日(日)富山公演(フィールドハラーJO)
11月05日(月)
大阪公演
共演:グローバルJO
11月06日(火)さくらんぼ(調布市)公演
共演:クリヤマコト(p)、小山太郎(ds)、
納浩一(b)、片岡雄三(tb)
11月07日(水)
国立音楽院(世田谷区)でクリニック&ライブ。
11月08日(木)
調布くすのきホール公演
共演:大編成トロンボーンアンサンブル
「ムジカムンダーナ」
11月09日(金)
新大久保DACでクリニック&ミニライブ
共演:安井さち子(p)芹澤薫樹(b)小山太郎(ds)
11月10日(土)
多摩公演
共演:ファニー・フェローズJO
11月11日(日)
赤坂B flat公演
共演:藤沢スイング・ジャズ・ソサエティ
11月12日(月)
渋谷ブラスプロ公演
共演:郡恭一郎スペシャル・オクテット
tb郡 恭一郎、橋本佳明、パット・ハララン、
須賀裕之、堂本雅樹
p入江 新一郎 ds藤井 学 b堀江いちろう
11月13日(火)
東京FMホール公演
共演:Serendipity 18
miwako4+スミ☆アヤコ
2007.11.2
<人気バンドとの共演>
日本ツアー初日、ビル・ワトラスは赤坂のおしゃ
れなジャズクラブ「B flat」で、miwako 4+スミ
☆アヤコと共演です。
miwako4はアルトサックス&フルートのmiwakoを
中心とした人気急上昇中のジャズバンド。一作目
のアルバム「星図」に続き、第二作「いろは」を
リリース。今日は、その発表記念ライブでもあり
ます。ヴォーカルのスミ☆アヤコは、ハスキーで
ソウルフルなボーカル。軽妙なトークもまじえて
会場を盛り上げます。
余談ですが、miwako もアヤコもウォーター&
ブレスをともに学ぶ仲間です◎ てれ〜。
■miwako4+スミ☆アヤコ
miwako(as,fl)、川久保典彦(p)、
アラン・グリースン(b)、菅田典幸(d)、
スミ☆アヤコ(vo)
第一部
1.Still More (miwakoオリジナル)*
2.秋のさざなみ(miwakoオリジナル)*
3.Bop Special (miwakoオリジナル)
4.It Don't Mean A Thing (スミ☆歌)
5.Someone Watch Over You (スミ☆歌)
6.No More Blues
7.My Funny Valentine(ワトラス歌)
8.いろは(miwakoオリジナル)*
第二部
1.Swiss Miss (miwakoオリジナル)
2.お泣き(miwakoオリジナル)*
3.I Am Here(miwakoオリジナル)
4.I Had The Craziest Dream
5.Hum Drum Blues (スミ☆歌)
6.Think (スミ☆歌)
7.The Friction(miwakoオリジナル)*
アンコール
Cherokee
(ビルは *印以外の曲で参加)
さらなるアンコールを求める拍手が鳴り止まず、
B flat を埋めた聴衆も大満足のギグでした。
ビル・ワトラス、初日から飛ばしてます!
PS: ワトラス氏、今日のお昼もどうやらうなぎ
だったようです。
名古屋レアサウンズJO
2007.11.3
<名古屋は歓喜の街>
中日ドラゴンズが日本一を決めたこともあり、心
なしか名古屋の空気が華やいでいるようです。
今日のライブは名門レアサウンズ・ジャズ・オー
ケストラとの共演。会場は今池の「得三(とくぞ
う)」というライブハウス。
みっちりリハーサルをすませた後、ビルは夕食に
今日もうなぎ。エネルギー充填120%です☆
さて、7時から本番。岡崎ジャズストリートと日程
が重なっているにもかかわらず、たくさんのお客
さんにお越しいただき、店内は満席でした。
第一部
Samba Del Gringo
These Foolish Things
ここでビル登場!
No More Blues
That Old Feeling
I'm Getting Sentimental Over You
Mama Llama Samba
第二部
Village Dance
Theme from Chinatown
The Gentle Rain
Never Let Me Go(ワトラス歌)
Caravan
アンコール
Tiger of San Pedro
Preacher
練習を重ねたバンドの重厚なサウンド、軽妙な司
会、暖かい拍手、そしてビルのスーパートロン
ボーン。音楽的にもエンタテイメント的にも楽し
める素晴らしいギグでした。
終演後、そのまま打ち上げ会。ビルの好物である
寿司(特にウニ)やうなぎ(今日二回目!)、私
の好物である手羽先などをご用意いただき、いた
れりつくせりの楽しい宴会です。
最後は恒例の「いっピョンじめ」。手を打ちなが
ら、全員でピョンと飛び上がるのがレアサウンズ
のオレ流です。それではお手を拝借。いよ〜ぉ、
ピョン!
富山フィールドハラーJO
2007.11.4
<富山へ>
名古屋駅からしらさぎ号で富山へ向かいます。車
中でワトラス氏は、さっそくうなぎ弁当(名古屋
ですからひつまぶしですけど)をペロリ。
高岡駅に到着すると、駅のホームには大谷製鉄の
方々が迎えに出てくださっていました。今日の公
演は、大谷製鉄主催の「ふれあいステーション」
という無料コンサートなのです。
余談ですが、大谷製鉄さんが用意してくださっ
た昼食もうなぎ。ワトラス氏ご満悦です。
出演は、北陸を代表する名門社会人ビッグバンド
「フィールドハラー・ジャズ・オーケストラ」と
ゲストの白川ミエ(vo)、そしてビル・ワトラス
(tb)です。無料コンサートなので希望者を募集
するわけですが、800席のチケットを求めて2400名
以上が応募されたとか。人気イベントですね。
第一部
Salt Peanuts
Just A Beautiful Night Like Ths
Day by Day(vo)
Give Me The Simple Life(vo)
Please Don't Talk About Me When I'm Gone(vo)
ここでワトラス登場!
Kindred
Spirits
Caravan
第二部
That Old Feeling
Chinatown
No More Blues
Never Let Me Go(ワトラス歌)
Dr.Feelgood(vo)
Tiger of San Pedro
アンコール
April in Paris
Georgia on My Mind(ワトラス、ミエ、岡本勝之)
いやあ、すごいコンサートでした。バンドもボー
カルもワトラスも、そしてお客さんも。また、こ
のイベント自体、運営がものすごくしっかりして
いて、すべてがスムーズに進行して驚きです。
<白川ミエさん>
ボーカルの白川ミエさんとは、14年ぶりの再会で
す。1993年にフィールドハラーがアメリカ公演を
行ったときのボーカルがミエさんでした。
そのツアーの終わりに、ロサンゼルスの空港で、
ミエさんと二人で待ち時間をつぶしつつたくさん
話しました。気功のこと音楽のこと人生(?)の
ことなどなど。
その後、ミエさんは出産、子育てに追われ、音楽
活動から遠ざかっておられました。しかしお子さ
んも中学生になったので、また本格的に音楽に取
り組むことを決意。11月1日に「Sould to Jazz」
というリーダーアルバムをリリースし、今日のラ
イブはその発表を兼ねたものになりました。
ロスの空港で別れてから14年。思わぬ形で再会し
たミエさんの歌声は、相変わらずソウルフルで迫
力満点。しかも人生経験を積み重ねたことによっ
てにじみ出る厳しさ、優しさ、そして深さが加わっ
ていました。今後の活躍が楽しみなシンガー
の登場です。
大阪グローバルJO
2007.11.5
<サンダーバードで大阪へ>
高岡を出発。車中ではワトラス氏と一緒に富山名
産「ます寿司」をいただきました。
大阪のホテルにチェックインして少し休憩。ワト
ラス氏の部屋からはトロンボーンを練習する音が
ずっと聞こえていました。
夕方から今日の共演バンド「グローバルJO」とリ
ハーサルです。グローバルといえば関西を代表す
るビッグバンド。レコーディング、海外公演、ゲ
スト共演、通常の演奏活動のどれをとっても一
流。社会人バンドでありながら、プロのような活
動を続けている人気バンドでもあります。
夕食はお寿司。さっそくうなぎのにぎりなども
ほおばりながら、ライブに備えます。
<大阪ジャズナイト>
グローバルとビル・ワトラスの共演は、アメリカ
で1回、日本で3回ということで、今回が4回目の合
同ライブ。会場は、梅田の老舗ジャズクラブ「ロ
イヤルホース」です。
第一部
El Cabolro Jeno
Freckle Face
Night in Tunisia
ここでワトラス登場!
Who Can I Turn to
The Gentle Rain
Chinatown
No more Blues
第二部
Runferyerlife
Mosaic
Darn That Dream
ここでワトラス登場!
Old Feeling
Village Dance
Never Let Me Go
Kindred Spirits
アンコール
Hang You Up The Most
気心の知れたバンドとゲストのよい関係、円熟味
あふれるオシャレなライブでした。
東京柴崎さくらんぼ
2007.11.6
<東京へ戻る>
三日間におよぶ名古屋〜富山〜大阪というロード
を終えて、ビル・ワトラスは東京に戻りました。
これから、毎日共演者を変えながら8夜連続の東京
公演です。
ちなみに今日も新幹線でうなぎ弁当でエネルギー
補給です。うーん、ものごとを極める人は違うと
いうことですね☆
<さくらんぼの伝説三たび>
今日の会場は、東京柴崎さくらんぼ。小さなくて
素敵なジャズクラブです。アーティストは、クリ
ヤマコトp、小山太郎ds、納浩一b、片岡雄三tbに
ビル・ワトラスが加わります。
1997年にワトラスが来日したときの第一回さくら
んぼライブは、トロンボーン関係者の間で語り継
がれる「伝説のライブ」。2004年の第二回はあま
りにも超満員で「酸欠ライブ」として記憶に残っ
ています。
第1セット
All The Things You Are
Blue Daniel
I Had The Craziest Dream
No More Blues
I'm Old Fashioned
第2セット
Just Friends(ゲストtb:志賀聡美)
Favela
Born to Be Blue
Mr.PC
アンコール
How Little We Know
今日も10年前、3年前を上回る熱気、感動、そして
興奮。演奏を終えたミュージシャンはみな一様に
「ひと風呂浴びたように」上気した表情。お客さ
んも笑顔笑顔で帰途につく、すばらしい一夜とな
りました。
PS: 本番前に、ミュージシャンはさくらんぼ名物
のカレーをいただきましたが、ビルだけは
うなぎ丼。ご満悦でした◎
国立音楽院
2007.11.7
<国立音楽院>
ワールド・プロジェクト・ジャパンのオフィスか
ら至近にある国立音楽院(世田谷区池尻)。今日
のワトラスは、国立音楽院の学生を対象としたク
リニック&ライブです。
まずはトロンボーン・クリニック。通訳者は音楽
関係の通訳では超一流の評判を得ている芳岡倫子
(よしおかのりこ)さん。
ワトラスは「ウォームアップ」「アンブシュア」
「息」「バズィング」「ビブラート」「重音」
「タンギング」などについて説明。最後にポンズ
のコールドクリームを使ったスライドのお手入れ
法を伝授してクリニックをしめくくりました。
国立音楽院で用意してくださった「うなぎディ
ナー」をいただき、ビッグバンドとのリハーサル
に備えます。
<ビッグバンド〜セッション>
つづいて校内のスタジオへ会場を移し、国立音楽
院のビッグバンドと共演です。指導者の郡恭一郎
先生の指揮のもと、以下の曲を演奏しました。
1.Gentle Rain
2.No More Blues
3.Tiger of San Pedro
4.Mama Llama Samba
5.Cherokee
最後に国立で教鞭をとる先生方と恒例のジャム
セッションを行ないます。やはりワトラスのソロ
がたっぷり聴けるスモールグループは格別。神業
に酔いしれる夜となりました。
ムジカムンダーナ
2007.11.8
<巨大トロンボーン楽団>
ソプラノ、アルト、テナー、バス、コントラバス
という全種類のトロンボーンを駆使した、ユニー
クな楽団、それが「ムジカ・ムンダーナ・トロン
ボーン・アンサンブル」です。日本で唯一、世界
でも希有なプロの大編成トロンボーン・アンサン
ブルで、1989年に結成されました。
メンバーはクラシック界、ジャズ界で活躍する意
欲的な奏者たち。代表者は、東京都交響楽団バス
トロンボーン奏者の井上順平氏。また、シエナ・
ウィンド、シャープス&フラッツ、ヴィヴィッ
ド・ブラス・トーキョウ、東京吹奏楽団など第一
線で演奏活動するトロンボニストが集います。
ここに神業トロンボーン奏者ビル・ワトラスが加
わって演奏。2004年に続いて2回目の共演です。
第一部 (ムジカ・ムンダーナのみ)
Tower Music (V.Nelhybel)
Bachianas Brasileira No.5 (H.Villa-Lobos)
Alt Trombone Carillon (R.Binge)
Der RINGS des NIBELUNGEN (R.Wagner)
神々の黄昏より
第二部 (ビル・ワトラス+トリオ+ムジカ)
Moonlight Serenade(ムジカ+トリオ)
ここでワトラス登場!
I'm Getting Sentimental Over You
The Shadow of Your Smile
All The Things You Are
Seven Come Eleven
No More Blues
Ya Gotta Try
(アンコール)South Lambert Street Parade
いずれの曲もアレンジがすばらしい。特にワーグ
ナーは感動ものでした☆
トロンボーンという楽器を堪能できる、おしゃれ
でユニークで楽しいコンサートでした。
管楽器専門店ダク
2007.11.9
<クリニック+ギグ>
新大久保にある管楽器専門店ダクの地下には「ス
ペースDO」というスタジオがあります。ここを会
場に、今日はワトラスのクリニック&ライブ。
前半90分がトロンボーン・クリニック(通訳者:
芳岡倫子)、後半70分がトリオとのセッションで
す(安井さち子p 芹澤薫樹b 小山太郎p)。
余談ですが、ワトラス氏の昼食はうなぎ、
夕食もうなぎ。大好物にゴキゲンです☆
クリニックでは、「楽器を吹くのではなく音楽を
奏でることを意識せよ」とのアドバイスがありま
した。そのためには「よく聴くこと」。
インプロヴィゼーション(即興演奏)を数学的に
組み立てることはもちろんできるし、そのアプ
ローチが好みならその道へ進めばいい。しかし、
自分はつねに作曲家であろうとしている。音楽を
奏でようとつとめているのだ、とのことでした。
ソロを演奏するとき、自分の好きな歌手、最近は
フランク・シナトラをよく聴くのだけれども、彼
ならどう歌うかとイメージする。それを楽器で吹
いてみるのです。
トミー・ドーシー秘伝の循環呼吸、Doodleタンギ
ング、そして重音(multiphonics)などの説明を
しながら、会場からの質疑応答も行ないました。
恒例の「ポンズ・コールドクリームを使ったスラ
イドのお手入れ方法」も伝授。
セッションでは以下の曲を演奏しました。
1.I'm Old Fashioned
2.I Had The Craziest Dream
3.Favela
4.Born to Be Blue(ワトラスはヴォーカルで)
5.How Little We Know
6.No MOre Blues
アンコール
7.Cherokee
神業を惜しみなく披露した、ホットでスイートな
ギグでした。
多摩ファニーフェローズ
2007.11.10
<多摩へ>
今日の共演バンドは、多摩の社会人ビッグバンド
「ファニー・フェローズ・ジャズ・オーケスト
ラ」会場は聖跡桜ヶ丘駅前の公民館「ヴィータ
ホール」。収容人員250名のしゃれた会場です。
ファニー・フェローズはこれまでジョージ・グラ
ハム(2001)、ボブ・シェパード(2002)、ウエ
イン・バージロン(2006)など春の企画(Golden
Jazz Weeks)に参加。今回、秋の企画(Platinum
Jazz Weeks)へはじめてご参加くださいました。
第一部
Let's Dance
Feelin' Free
Who's Sorry Now ?
All The Way
ここでワトラス登場
That Old Feeling
Chinatown
No More Blues
第二部
Basie, Straight Ahead
New Orleans Medley
On A Slow boat to China
ここでワトラス登場
Crazy, He Calls Me(vo 宮下静江)
The Gentle Rain
Kindred Spirits
Ya Gotta Try ... Harder
アンコール
The Heat's On
Take The A Train
ファニーフェローズのタイトで勢いのあるアンサ
ンブルに、ビルも気持ちよくソロを吹きます。
今日は、宮崎で4人の子育てに忙しいメロディさん
も父親ビル・ワトラスの演奏を聞くために上京。
メロディさんの旦那さんの弟さん一家もお越しに
なり、ワトラス親族会も盛り上がりました。
打ち上げは、恒例の石井家ホームパーティー。最
近リフォームが済んだばかりの石井家は、ぐっと
ゴージャスな雰囲気。ビルもメロディも、石井マ
マの手料理に舌鼓を打ちます。いつもながら暖か
く、おいしく、嬉しい打ち上げです。
みなさん、おつかれさまでした☆
藤沢スイング・ジャズ・ソサエティ
2007.11.11
<ふたたび赤坂B flat>
神奈川県藤沢市湘南台をホームとして活動する社
会人ビッグバンド「藤沢スイング・ジャズ・ソサ
エティ(FSJS)」が第18回定期演奏会のゲストと
して、ビル・ワトラスとの共演を企画してくださ
いました。
3年前にも湘南台で共演したのですが、今回は都心
赤坂のB flatが会場です。いわばアウェーでの定
演ですが、150名近いお客さんで会場は満員。
第一部
That's What We Wanted!!(テーマ曲)
Big Swing Face
Miestones
Grace
Yes Or No
ここでワトラス登場
Kindred Spirits
Chinatown
Tiger of San Pedro
第二部
Friend Like Me
Willowcrest
ここでワトラス登場
Space Available
It'll Count If It Goes
No MOre Blues
Village Dance
アンコール
Warm Breeze
もうひとりのゲスト・トロンボニスト西島泰介さ
んとワトラスのからみもあり、バンドリーダーの
深谷政巳さん(tp)がトロンボーンに持ち換えて
ソロに加わったり、楽しい企画満載でした。
終了後、赤坂の居酒屋で打ち上げ。3年ぶりの再会
を喜び、再会の約束を交わしました。じつはFSJS
は近い将来アメリカ公演ができないか検討中で、
もしそれが実現すれば、今度はカリフォルニアで
ビル・ワトラスと共演という可能性もあります。
夢がはばたく赤坂の夜でした。
郡恭一郎スペシャル・オクテット
2007.11.12
<トロンボーン・パラダイス>
渋谷アクタスBRASS PROは、BachやSelmerの管楽器
輸入で有名な野中貿易の直営店。その6Fにあるア
ンナホールを会場に、ビル・ワトラスと5名のトロ
ンボーン奏者が演奏を披露します。
トロンボーン
ビル・ワトラス
郡 恭一郎
橋本佳明
パット・ハララン
須賀裕之
堂本雅樹
リズム
入江新一郎p
藤井 学ds
堀江いちろうb
会場は満席。トロンボーン・アンサンブルのため
に特別編曲されたユニークな曲が演奏されます。
第一部
Night After Night After Night
Recorda-Me
Lish Life(tbはワトラスのみ)
Bluesette
The Wind Machine
第二部
Tribute to J.J.Johnson
The Preacher
Central Park West(ワトラスはおやすみ)
Chameleon(リズム隊はおやすみ)
Ya Gotta Try
アンコール
Nutville
トロンボーンという楽器の表現力の豊かさをみご
とに引き出した、実験的かつ創造的な企画だった
と思います。選曲も興味深く、ゆったりと楽しめ
る内容でした。
終了後は、出演者やアクタスのスタッフと打ち上
げ。刺身、さんま塩焼き、バッテラ、たこ焼き、
あんこう唐揚げなど、シーフードをいただきなが
ら歓談しました(ちなみにギグ前の夕食は今日も
うなぎでした♪)。
Serendipity 18
2007.11.13
<ゴージャスにハッピーに>
ビル・ワトラス日本ツアー2007の最終公演はプロ
のビッグバンド Serendipity 18 との共演。バン
マスは、タングマジック講師としてもおなじみの
杉山正(すぎやま・まさし)氏。このバンドでは
「ゴージャス・マサシ・スギヤマ」と呼ばれるこ
とになっています。
会場は皇居の半蔵門を目の前にのぞむ東京FMホー
ル。天井の高い絢爛豪華な空間です。本日の司会
は不肖水行末(黒坂)がつとめさせていただきま
した。
第一部
East of The Sun
Samba Dees Godda Do It
Zamba
ここでワトラス登場
Just Friends
Chainatown
When you're smiling
Caravan
第二部
Keep Swingin'
Two Samba To Go
Happy Tuesday
ワトラス登場
The Gentle Rain
That Old Feelings
Never Let Me Go
No More Blues
アンコール
Danny Boy
Serendipity 18 は、強力な低音とドライブ感あふ
れるリズム、そこに明るくきらびやかな管楽器の
音色がからみあう「ゴージャス」なサウンドが持
ち味です。
【メンバー】Serndiity 18
Trumpet(ゴージャス杉山、双木博和、佐々木大輔、
ニール・スタルナカー、斎藤幹雄)
Trombone(深田 悟、鹿討 奏、川原聖仁、朝里勝久)
Sax(渡辺てつ、石田寛和、岡崎正典、出村道秋、
武田和大)
Rhythm(ジョナサン・カッツp、ジェフ・カリーb、
スコット・レイサムds)
今日はここに、トランペットより高く、サックス
よりも速いトロンボーンの神業ビル・ワトラスが
加わります。
mixiの日記で、ある方がワトラスの形容として、
「ホルンよりも柔らかい」を加えたらどうかと書
いておられましたが、まさにぴったりですね。
アンコールの Danny Boy は、しみじみと心に入り
込む、やさしくせつない音色でした。
こうしてビル・ワトラス日本ツアー2007は、すべ
ての行程を大成功のうちにしめくくることができ
ました。クリニックあり、セッションあり、ビッ
グバンドあり、トロンボーン・アンサンブルあり
と、バラエティに富んだ公演で、ワトラスのいろ
んな表情を見ることができました。
今回のツアーも多くの方にお世話になりました。
共演ミュージシャンやバンドのメンバー、ライブ
ハウスやホールの方々、照明さん、音響さん、ス
タッフのみなさん、スポンサー企業、そして会場
へ足を運んでくださったすべてのお客さま。みな
さんに、この場をお借りして厚くお礼申し上げま
す。本当にありがとうございました。
【追伸】
ワトラスは日本滞在期間中、私(水行末)が把握
しているだけで15回うなぎを食べました。ビルに
とっては至福の、うなぎにとっては受難の二週間
だったと思います。