魔笛のしらべ
エリック・マリエンサル日本公演
2007.4.20〜5.6
エリック・マリエンサル(Eric Marienthal)は、
チック・コリアのエレクトリック・バンドに加入
してからスター街道を爆進してきたサックス奏者。
甘いルックスで女性ファンも多い。ゴードン・
グッドウィンのビッグ・ファット・バンドで
リードアルトとしても活躍しています。
2007.4.20
マリエンサル、到着!
成田空港到着
<エリック来たりて笛を吹く>
毎年恒例となった「GOLDEN JAZZ WEEKS 企画」。
ビッグバンドのためのジャズ・プログラムです。
1.ボビー・シュー tp 1995
2.ビル・ワトラス tb 1997
3.ボビー・シュー tp 1998
4.ウエイン・バージロン tp 1999
5.ブルース・ポールソン tb 2000
6.ジョージ・グラハム tp 2001
7.ボブ・シェパード ts 2002
8.サル・クラキオーロ tp 2003
9.フスト・アルマリオ as 2004
10.アンディ・マーティン tb 2005
11.ウエイン・バージロン tp 2006
12回目となる今年は、サキソフォン奏者エリック・
マリエンサルです。
<成田空港へ到着>
ロサンゼルスからの飛行機は、20日午後3:50に成
田空港へ到着しました。で、なんと、4:20にはロ
ビーに登場。は、早い!
成田エクスプレスで都内へ向かいながら、いろん
な話をしました。日本は何回目かと尋ねたら、最
低でも30回は来ているとか。チック・コリアとは
何回も来ているし、自分のバンドでも来ている。
ドリカムや吉田美和のソロコンサートでも来日し
ているとのこと。
しゃぶしゃぶ、焼き肉、寿司は好物。でもウニは
苦手。ドリカムの中村正人さんに勧められて食べ
た馬刺は、あまり口に合わなかったそうです。あ
と、ラーメン&ギョーザはお気に入りだとか。
さあ、いよいよエリック・マリエンサル日本公演
「魔笛のしらべ 〜 SWEET&WILD 〜」が幕を開けま
した。17日間の長丁場、よろしくお願いします!
明日は東京でセクシー・ダイナマイト・ジャズ・
オーケストラと共演です。
2007.4.21
マリエンサル、圧倒!
セクシー・ダイナマイト
<新大久保Space Do>
エリックは、セクシー・ダイナマイト・ジャズ・
オーケストラ(以下SDJO)という小粋な名前を持
つ社会人ビッグバンドと共演です。会場は新大久
保DAC「Space Do」。コンセプトは
Crazy but SEXY !
SDJOは、もともと文化女子大学OGが中心となって
結成したバンド。現在は男性メンバー(セクシー
な人限定)も多数在籍しています。「セクシー」
というキーワードを中心に音楽活動を続けている
とのこと。
第1部
Waltz of the Flowers(SDJOのみ)
Early Autumn(SDJOのみ)
I'm Getting Sentimental Over You(SDJOのみ)
ここでエリック登場。
Just Platonic
Early Autumn
Unit 7 → コンボで!
Speak Low
第2部
Alice in Wonderland(SDJOのみ)
When You're Smiling(SDJOのみ)
Randy(SDJOのみ)
ここでエリック登場。
Crazy, but ...
Wabash → 無伴奏サックスアンサンブル
Just A Beautiful NIght Like This
The First Circle → 恐怖の変拍子!
(アンコール)
エリックのソロで一曲
Hot House
SDJOがゲストを迎えるコンサートは、一昨年のアン
ディ・マーティン、昨年のウエイン・バージロンに
続いて3回目です。エリックの圧倒的な存在感に、
聴衆もバンドメンバーもびっくり。
正確なタイムとピッチ、音色の太さと美しさ、歌い
方のカッコよさ。バンドとも聴衆ともオープンにコ
ミュニケーションを繰り返す説得力のある演奏。ゆ
るぎない基本技術に支えられた変幻自在のプレイ
に、ただただ引き込まれてしまいます。
しかもイケメン。しかもひょうきん!
SDJOのメンバーも会場へお越しのお客さんも大満足
のライブだったのではないでしょうか。アルトサッ
クスという楽器に対する認識が変わったという方も
おられました。
新大久保駅前の「鳥良」で打ち上げ。サックス・セ
クションを中心に、エリックを囲んで談笑です。語
り、食べ、飲み、大いに楽しみました。
う〜ん初日からこんなに飛ばして大丈夫かな(笑)
明日は多摩ドリームとの共演です。
2007.4.22
マリエンサル、豊穣!
タマ・ドリーム
<シニアの星>
タマ・ドリーム・ジャズ・オーケストラ。平均年
齢が61歳、最高齢の一ノ瀬浜十郎さん(as)は85
歳という「夢」のシニアバンドです。
熟年よ、強く、お洒落に、カッコ良く!!
お年寄りに夢を、若者に喝を、地域に活性化を
をモットーに掲げ、年に十数回の演奏会をこなす
スーパー・バンド。団塊世代の定年時代を迎え、
「セカンドライフのお手本」として各方面から注
目を集め、出演依頼、取材依頼が殺到していると
か。
今日もテレビ東京の取材が入っていて、トロンボ
ーンの金谷勇作氏(69歳)を中心としたドキュメ
ンタリーを制作するとのこと。放映は5月4日(金)
午前11:00〜正午の1時間番組。
テレビ東京では今年1月にも、ヴォーカルの大賀昭
彦氏(71歳)とその家族を紹介した「爺じが元気
な三世代家族」が放送されました。好評につきそ
の再放送も決定したそうです。5月12日(土)午後
12:30〜1:55。大賀氏の出演は5人目。
<八王子エルシィ>
今日の会場は八王子エルシィの宴会場。8,000円の
ディナーショウ・チケット200枚が完売するのです
から、さすが人気バンドの営業力です。
第1部
- タマ・ドリーム・ジャズ・オーケストラのみ
第2部 エリック登場
One O'clock Jump
No Three Ways About It
Just A Beautiful Night Like This
Speak Low
Autumn Leaves (vo 大賀氏)
Early Autumn
Time With You
Two Samba To Go
(アンコール)
川の流れのように
Moonlight Serenade
バンマスの佐藤さんは、昨年NHKの全国放送に登場
し、「ジャズは頭をつかわなきゃできないんだよ」
の名台詞とともに、一躍時の人となられました。
練習では鬼のバンマスも、ショウでは軽妙な語り
でお客さんを楽しませます。しかも、20年来エリッ
ク・マリエンサルの大ファンで、今回の共演を心待
ちにしておられたそうです。
そして、エリック。まずはその太くてみずみずし
い音色が聴衆を魅了します。メロディの美しさ、
身体ごとあずけてしまいたくなるようなタイム感。
何をとってもゴージャス。どこを切っても一流。
ただただ聞き入ってしまう、まさに魔性のサックス
です。
恒例となった美空ひばり「川の流れのように」。こ
れまでジョージ・グラハム(tp)、ボブ・シェパー
ド(ts)、サル・クラキオーロ(tp)、フスト・ア
ルマリオ(as)、アンディ・マーティン(tb)、ウ
エイン・バージロン(tp)など、いろんなミュージ
シャンがこのメロディを奏でてきました。今年はエ
リックの魔笛がひばり節を奏でました。いやあ、
色っぽい。
コンサート終了後、エルシィ内で打ち上げ。第二の
人生を音楽とともに生きるタマ・ドリームのメン
バー。人生の達人たちに囲まれて、エリックも楽し
い時間を過ごしました。
宴会後、都心へ帰る電車で、エリックが私に言いま
した。「ウエインからこのツアーは楽しいとは聞い
ていたけど、こんなに楽しいとは言ってなかった
ぞ。今からウエインに電話してやる!」と(笑)
タマ・ドリームのみなさん、会場へお越しになった
お客さま、今年もお世話になりました。
明日はDACでクリニック&ライブです。
2007.4.23
マリエンサル、疾走!
DACでクリニック&ギグ
<第一部:サックス・クリニック>
今日のエリックはランチにカツカレーを食べたとの
こと。どうだったと尋ねると「VERY good !」だっ
たそうです。カレーも好きなんですね。
さて、新大久保のDACへ向かったエリックは、「ザ・
サックス」誌の取材を受けました。5月売りの号で
今日のライブレポート、7月売りの号ではカバース
トーリーとしてインタビュー記事が載るそうです。
お楽しみに☆
18:30から行なわれたサックス・クリニックには、
100名以上の聴講者が来られました。会場には宮崎
隆睦氏(もとT-SQUARE)の姿もありました。また、
中高生と思われる若いプレイヤーもたくさんお越
しになっていました。
芳岡倫子さんの流れるような通訳で、エリックは
サックスの基本的な練習方法について語ります。
以下は配付資料の内容です。
【考えるべきこと】by エリック・マリエンサル
■練習時間を最大限にする。
計画的に練習しよう。
なにを、どのように、どれくらい
練習するのかを知ろう。
1.練習を始めるにあたって
楽器をケースから出す前に、今日の練習時間内に
なにをやるべきなのかを確認しよう。
2.やるべきことを正確に知ろう
練習を始める前に、これからやることをすべて
書き出そう。
http://www.ericmarienthal.com/education.html#2hour
には「2時間練習セッション」を掲載している
ので参考にしてください。
3.いつもメトロノームを使おう!
4.演奏するのが楽しいものを練習しよう
■あなたのサウンドと技術を向上するために
「偉大な演奏家になるためにはどれくらいの時間
が必要か?」という問いは、このように言い換える
ことができます。すなわち、
「あなたを偉大な演奏家にする練習課目に、
あなたはどれくらい一生懸命取り組む覚悟が
あるのか」
ということです。音色、ピッチ、リズム、スケール
は演奏家が練習すべき四大課目だというのが私の
意見です。
1.音色
ロングトーンについて
2.ピッチ
チューナーと息の支えについて
3.リズム
メトロノーム、小節の分割、リズム隊について
4.スケール
即興や作曲について
■よきジャズ・インプロヴァイザーとなるために
1.コード
メジャー7、マイナー7、ドミナント7で基礎を
2.即興でメロディを作る
根音のみ強調。3度のみ、5度のみ、7度のみ。
3.バンドメンバーを聞く
音楽によって会話をする。
<第二部:ギグ>
板垣光弘トリオ(p板垣光弘、b生沼邦夫、ds安藤正
則)とエリックのライブです。
1.Compared to What
2.Body & Soul
3.New York State of Mind
4.No Greater Love
5.Eric ソロ
6.St,Thomas
7.Cantalope Island
アンコール:Donna Lee
「疾走」という言葉がぴったり。まさに駆け抜ける
ような軽やかさ。しかも太く芯のある音。サック
スってパーカッションだったけと思わせる強烈なリ
ズム感。吹いて吹いて吹きまくった1時間あまりで
した。満足〜◎
でり坊食堂で打ち上げて、来日3公演目も大いに盛
り上がりました。
明日はさくらんぼでライブです。
2007.4.24
マリエンサル、憑依!
柴崎さくらんぼ
<さくらんぼの味>
京王線柴崎駅前のお洒落でラブリーなライブハウス
「さくらんぼ」。マスターの岡田さんはトロンボー
ン奏者で、毎年の公演をお願いしています。
夕方、エリックは共演バンドとのリハーサル。クリ
ヤマコトp、小山太郎ds、納浩一bという強力なメ
ンバー。
余談:さくらんぼ名物のカレーライス。スパイシー
で美味。エリックもお気に入りです♪
リハーサルは「Tunisia」を軽く合わせただけ。あと
は曲目だけ決めて本番を待つ。完全なセッションで
す。
第1セット
Body & Soul
There Is No Greater Love
Mercy, Mercy, Mercy
My One And Only Love
St.Thomas
第2セット
A Night in Tunisia
The Days of Wine And Roses
Misty
Cantalope Island
Solo - Blues
(アンコール)
Donna Lee
エリックのCD「Got You Covered !」では、My One
And Only Love をチック・コリアとのデュオで収
録。「今夜は、東京でコリア・マコトさんとの共演
です」と、見事なおやぢギャグも決めたエリックで
した。
エリックのプレイを聞いていて強く感じるのは「基
礎力」です。音色、タイム、ピッチ、歌い回しダイ
ナミクスなど、どれをとってもコントロールが効い
ていて心地よい。「ごまかし」がなく、ひたすら基
本に忠実で、聞いていると安心感に包まれます。
そして、トリオも折り紙付きの実力者揃い。吹きま
くり、弾きまくり、叩きまくるうちに、強烈な一体
感が生まれ、バンド全体が一体の生き物のように息づき始めます。
そこには計算もなく、かけひきも超越し、ジャズの
神が憑依したかのように、ただ演奏だけが激しく鼓
動する世界です。これぞジャズ。これぞセッショ
ン。いやあ、こういうライブが聞けると嬉しいです
ね。
明日は国際基督教大学でクリニック&ライブです。
2007.4.25
マリエンサル、青春!
国際基督教大学MMS
<熱血クリニック>
国際基督教大学(ICU)のビッグバンド「モダン・
ミュージック・ソサェティ(MMS)」で、サキソ
フォン・クリニックおよびバンド・ワークショッ
プ(いずれも無料公開)です。
MMSは日頃から外山昭彦氏(tp)の指導を受ける機
会に恵まれています。毎年この時期のクリニックも
9年連続で受講し、4年に1回のアメリカ公演を行な
うなど、積極的な情報収集につとめています。
今年3月にもカリフォルニア公演を実施し、Bill
Reichenbach氏(Btb)をゲストに、4枚目となるア
ルバムをレコーディングしてきました。
また、ロサンゼルスでは、Gordon Goodwin's Big
Phat Band のライブを聞き、そのときにエリックの
演奏にもふれています。今日はひと月ぶりの「再
会」ですね。
サックス・セクションのクリニックにつづいて、バ
ンド・ワークショップ。MMSが用意したのは以下の2
曲です。
1.Goodbye Yesterday
2.Just Platonic
それぞれの曲について、フレージングやダイナミク
スのアドバイスを与えました。通し演奏ではエリッ
クがゲスト・プレイヤーとして参加。Goodbye
Yesterday ではセクションに入ってリードを、Just
Platonic ではソロイストとして演奏しました。
また、恒例の(?)「エリック独演会」も披露。会
場のお客さんを巻き込んで楽しいひとときとなりま
した。
興奮さめやらぬまま、近所の「ひげ」という居酒屋
へ。サックス・セクションを中心にエリックを囲
み、会話に花が咲きます。心はずむ青春の夜となり
ました。
明日はTokyo TUCで明治大学BSSOと共演です。
2007.4.26
マリエンサル、炎上!
明治大学BSSO
<フルハウス>
神田Tokyo TUCで明治大学ビッグ・サウンズ・ジャ
ズ・オーケストラ(以下BSSO)とジョイント。サッ
クス・セクションのクリニックの後、BSSOと共演曲
のリハ。
第1セット:BSSOレギュラーバンド
第2セット:BSSOジュニアバンド
第3セット:BSSOレギュラー+エリック
Wind Machine
Just Platonic
No Three Ways About It
Crazy But...
ソロプレイ
(アンコール)
Play That Funky Music
One O'clock Jump
エリックの心地よい歌い方に乗せられて、どんどん
彼のワールドに引き込まれてしまいます。音が次か
ら次へと紡ぎ出される。それを耳で、脳で、細胞で
受け止めることが気持ちよくて、嬉しくて。
Tokyo TUC は超満員のフルハウス状態。目の前で炎
上するエリック・マリエンサルの超絶プレイに、
BSSOのメンバーもお客さんも酔いしれた夜です。
TUC店内で打ち上げ。サックス・セクションはさらに
親交を深め合ったのでした。
明日は東京メインダイニングで Serendipity18 と
共演。
2007.4.27
マリエンサル、入魂!
Serendipity 18
<東京メインダイニング>
渋谷タワーレコードの斜向かいにシダックスのビル
があります。その1F部分は、通りに面した全面ガラ
ス張りのお洒落なレストラン。ここが今日のライブ
会場「東京メインダイニング」です。
共演するのはハイセンスでゴージャスなビッグバン
ド・サウンドを追求する Serendipity 18。今日は
全曲トム・クービスの作品でまとめました。
●メンバー
Trumpet
杉山正/佐々木大輔/双木博和/Neil Stalnaker
Trombone
Fred Simmons/Pat Hallaran/三塚知貴/朝里勝久
Woodwinds
渡辺てつ/石田寛和/岡崎正典/出村道秋/武田和大
Rhythm
Hakuei Kim p/Jeff Curry b/能村亮平 ds
第一部
On Purple Porpoise Parkway
Exactly Like This
Fly Me to the Moon
Imagine What A Change Will Do
(ここからエリック登場)
Just Platonic
No Three Ways About It
Speak Low
Cool Fusion Samba
第二部
When You're Smiling
Caravan
Which Craft ?
(ここでエリック登場)
Time with You
Crazy But...
Just A Beautiful NIght Like This
ソロプレイ
Two Samba to Go
アンコール
New York State of Mind
On Purple Porpoise Parkway
12,000円(ディナー付き)のチケットが完売。連休
前の一夜をおいしい食事と素敵な音楽で過ごそうと
いうお客さんの期待に応える、都会的で大人のギグ
でした。
会場には、女優の沢田亜矢子さん、トランペット奏
者のエリック・ミヤシロさんもお越しになっていま
した。また、少し無理をしながら大学生や高校生も
何人か足を運んでくれました。
Serendipity 18の素晴らしい演奏にエリックが加わ
ることで、バンドの生気が増すようです。メンバー
の表情も一段と輝き、どんどん盛り上がっていきま
す。
バンドが燃えればエリックも燃える。入魂プレイの
応酬に、リッチできらびやかなビッグバンドの夜は
更けていくのでした。みなさん、よい連休を!
明日はいよいよ東京公演の最終日。赤坂B flatで
Groovy Encounterと共演します。
2007.4.28
マリエンサル、発奮!
Groovy Encounter
<ほとばしる若さ>
赤坂のライブハウスB Flatを会場に、グルヴィー・
エンカウンター(以下GE)との共演です。GEは大学
生および高校生を中心とした有志によるバンドで、
ブラスエデュケーター杉山正氏が指導しておられま
す。
今回のエリックのツアーでは、いろんなバンドと共
演します。シニアバンド、大学生、社会人、プロの
ビッグバンド、プロのコンボ、セミプロバンドなど
など。GEは最年少の共演相手です。
若さの勢い、自由な発想、あふれるエネルギー、み
ずみずしい感性、まばゆい笑顔、黄色い歓声。若
いってすばらしいなあ!
第一部
Beauty And The Beast
I Just Can't Wait to Be A King
Ya Gotta Try...Harder
Count Bubba
ここでエリックが加わる
Just Platonic
No Three Ways About It
Two Samba to Go
Speak Low
第二部
High Maintenance
Samba Del Gringo
I'll Remember
There's The Rub
ここでエリックが加わる
Time with You
Crazy But...
Just A Beautiful Night Like This
ソロプレイ
Cool Fusion Samba
アンコール
A Few Good Men
<本物を知る>
エリックの演奏を聞いて感じるのは、彼のプレイが
「本物」であるということ。基本技術が徹底してい
て、なにもかもコントロールされている。「なんと
なく」出す音がなく、すべて「出そう」と思って出
した音ということ。まぎれもない本物のサウンドで
す。
Groovy の音楽も、明るくて軽やかで、ウエストコー
ストジャズの香りがします。そこにエリックが加
わって、サウンドはますますお洒落にさわやかに。
エリック・マリエンサル東京最終公演は、赤坂を舞
台に歓喜のうちに幕を降ろしました。
明日は静岡でSwing Herd Jazz Orchestraと共演し
ます。
2007.4.29
マリエンサル、招福!
静岡Swing Herd Orchestra
<ユーフォニアの春>
静岡公演は、しずぎんホール「ユーフォニア」とい
う美しいホールが会場。ホストバンドはスイング・
ハード・オーケストラ。スイング・ハードさんは
GOLDEN JAZZ WEEDKS 皆勤バンドのひとつで、春の
ゲスト共演は12回目を数えます。ありがとうござい
ます〜◎
バンマスは伊久美さんという禅宗のお坊さんです。
毎回コンサート直前に、楽屋へメンバーを集めて、
ありがたい法話をしてからステージに臨みます。
今日の説法は「ハマグリの物語」。心にしみいる
深い話でみんな集中力を高め、いよいよ本番です。
第1部
High Clouds And A Good Chance of Wayne Tonight
ここでエリック登場。
Just Platonic
Time with You
Early Autumn
Speak Low
Crazy but...
第2部
Speak No Evil
ここでエリック登場。
No Three Ways about It
Two Samba to Go
Just A Beautiful Night Like This
ソロプレイ
Cool Fusion Samba
(アンコール)
Body & Soul
<ショーとしてのジャズ>
ユーフォニアにエリックの美しいサウンドが響きま
す。あるときは勇者のように大胆に、またあるとき
はジゴロのように繊細に。
エリック・マリエンサルのステージは、こむずかし
い音楽ではなく、華麗なテクニックと軽妙なフレー
ジングを味わうエンタテイメント。古き良き時代の
「ショーとしてのジャズ」を思わせます。
スイング・ハードの集客力は年々増強し、今年は立
見まで出ました。ラストナンバーの Cool Fusion
Samba で熱く盛り上がった満員のお客さんからアン
コールの嵐。Body & Soul でしっとりとしめくくり
ました。
打ち上げは静岡駅前の「魚彩」という居酒屋。よい
コンサートによいお酒。例によってスイングハード
流「正調・三三七拍子」で打ち上げました。いよ〜
お、シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
シャンシャンシャンシャンシャンシャンと、休符な
しで手を打ちならし。
明日は名古屋でRare Sounds Jazz Orchestraと共演
します。
2007.4.30
マリエンサル、中心!
名古屋Rare Sounds Jazz Orchestra
<エリックのセンター>
このツアーを通じて感じていることですが、エリッ
クは立ち方がすばらしい。身体のよい位置「芯」が
通っている、いわゆる「センターの効いた」立ち方
です。聞けば若い頃からサーフィンをやっていたと
か。
サーフボードに乗るようなバランス系のスポーツ
は、体軸(センター)の意識を育てます。サックス
の構え方を見ても、身体の芯をうまく使って、無駄
な力を抜いているのがわかります。一流の演奏は、
一流の身体づかいから、というわかりやすい実例で
すね。
<名古屋市芸術創造センター>
今日の共演は名古屋の社会人ビッグバンド「レア・
サウンズ・ジャズ・オーケストラ」。以下チラシか
ら紹介文を抜粋。
1974年創設。名古屋を中心に活動する社会人ビッグ
バンド。メンバー平均年齢45歳。職業は、医師に博
士、社長に車掌、エリートサラリーマンからふつう
のサラリーマンまで。外見上は単なる中年おやじ達
だが、2回のアメリカ遠征の経験と、近年毎年開催し
ている海外ミュージシャンとの共演で培われた「青
春真っ只中!」の意気込みで奏でるサウンドは必
聴!
同バンド代表の西川政夫さんは2001年春から闘病生
活を続け、年々確実に健康を取り戻されています。
昨春は会場へお越しになって、コンサートを鑑賞し
てくださいました。昨秋は打ち上げで乾杯できるま
でに快復。今年はリハの時間から会場へお越しにな
り、元気な姿を見せてくださいました。
今宵レア・サウンズとの共演会場は、名古屋市芸術
創造センター。一昨年コンダクターに就任された斉
藤貢司氏(在籍32年。創設メンバーのお一人)のコ
ンマスぶりも絵になっています。
第1部
Cotton Tail
Blue Daniel
No Scuffle Shuffle
ここでエリック登場。
Play That Funky Music
Time with You
Battle of Bop Brothers
第2部
Pick Up The Pieces
Early Autumn
Speak Low
Compared to What
New York State of Mind
Two Samba to Go
ソロプレイ
Samba Del Gringo
(アンコール)
Spain
Preacher
静岡、名古屋などへは、エリックのCDをあらかじめ
送ってありました。例年の実績から枚数を想定して
送ったのですけれども、きのうの静岡も今日の名古
屋も早々と完売。予想以上のペースで売れていま
す!
打ち上げは洋風小料理「ビストロ・ドゥ・ミツ」。
しゃれたムードの店内で、レア・サウンズのワイル
ド宴会が始まります。ローストビーフ、マリネ、冷
パスタ、サーモン、手羽先など、ご馳走をいただき
ながら、興奮のギグを振り返ります。
コンサート実行副委員長の新美さんは、一昨年リッ
チー・コールから「デビル」の尊称を賜りました。
命名の由来となった「魔界の高音波」を発しなが
ら、エリックをあきれさせ、もとい、場を盛り上げ
ておられました:)
レアの宴会は一本じめならぬ「イッピョンじめ」で
お開きです。手を打ちながら、みんなでピョンと飛
び上がります。よぉ〜お、ピョン!
明日は金沢へ移動です。
2007.5.1
マリエンサル、古都!
金沢へ移動
<ロボ・ウエイン>
今日は名古屋から金沢への移動日です。午前中、少
し時間があるので、レアサウンズの橋本さん(tb)
が、トヨタテクノミュージアム産業技術記念館へ案
内してくださいました。トランペットを吹くロボッ
トを見るためです。
正式名を「トヨタパートナーロボット」というそう
ですが、エリックと私で「ロボ・ウエイン」と名付
けました。もちろん、ウエイン・バージロンにちな
んだ命名です。
産業技術記念館は、無料でもけっこう遊べておもし
ろい施設でした。今日も子供たちが遠足で訪れてい
ました。ロボ・ウエインの演奏は、テレビニュース
ではわからなかったのですが、本物の金管楽器の音
ではないですね。あらかじめ作った音をラッパに通
しているだけのように聞こえました。ま、それはそ
れとして、楽しかったんですけどね。橋本さん、あ
りがとうございました♪
<しらさぎ7号>
お昼頃のしらさぎ7号で名古屋を発ち、一路金沢へ。
車中でエリックと他愛のない冗談を言っては笑い転
げていました。おちょくられているのは、もちろん
ウエインです(ごめんねウエイン!)。
金沢に到着し、片町のホテルへチェックイン。夜は
エリックと二人でパーティーです。落人焼「平家」
という店で日本酒を飲み、フキの煮物、鉄板焼、刺
身、焼き魚、茶碗蒸し、などのコースをいただきま
した。おなか一杯。
百万石の夜景を愛でながら、束の間の休日をエン
ジョイしたのでありました。
明日は「もっきりや」でライブです。
2007.5.2
マリエンサル、侵攻!
金沢もっきりや
<もっきりや>
金沢の素敵なライブハウス「もっきりや」。ウッ
ディな内装にやわらかい照明。お店自体がよく手入
れされた楽器のように響く空間です。ベーゼンドル
ファーのピアノがいい味を出しています。
さて今日のエリックは、北陸で活躍する岡本勝之ト
リオとの共演です(岡本勝之b 川北隆博ds 安部誠
彦pf)。
第1部
Cold Duck Time
There Is No Greater Love
New York State of Mind
Body & Soul
Moody's Mood for Love
Cherokee
第2部
Compared to What
St.Thomas
My One And Only Love
A Night in Tunisia
Cantalope Island
ソロプレイ
(アンコール)
Donna Lee
地元のピラミッドという社会人ビッグバンドや、金
沢大学モダン・ジャズ・ソサェティの学生など大勢
の方がつめかけ、店内は満員。
エリックはいつにも増して吹きまくります。自由自
在、縦横無尽、融通無碍。頭の中にアルトの音が侵
攻してくるほど、たっぷりエリックの世界を堪能し
ました。
ところで、今回のツアーには、猛烈なエリックファ
ンが「追っかけ」をしておられます。これまで八王
子をのぞいて全公演を聞きに来られたとか。
つまり、セクシー・ダイナマイト、DACクリニック
&ライブ、さくらんぼ、国際基督教大学MMS、BSSO
@Tokyo TUC、Serendipity 18、グルービー@B
flat、静岡スイングハード、名古屋レアサウンズ、
そして今日のもっきりやと、10回のライブをご覧に
なっている。
埼玉県川越市にお住まいの傘松泰真さん(32歳、
法人職員)という方です。お仕事の都合で大阪と
広島はお越しになれないそうですが、明日の富山
公演のチケットは入手されていました。全15公演
のうち11回を聞くという、筋金入りのファンです。
その熱意に脱帽☆
ライブ終了後は、もっきりやで打ち上げです。平賀
マスター、今年もお世話になりました♪
明日はクロスランドおやべでField Holler Jazz
Orchestraと共演です。
2007.5.3
マリエンサル、証明!
富山Field Holler Jazz Orchestra
<クロスランドおやべセレナホール>
富山県小矢部市にあるクロスランドおやべセレナ
ホールが今日の会場。客席数365、壁がレンガ貼り
の素敵なコンサートホールで、北陸の名門楽団
フィールド・ハラー・ジャズ・オーケストラとエ
リックの共演です。
リハと本番の間に少し時間ができたので、クロスラ
ンド内にあるタワー(100m)へ、エリックと一緒に
登ってみました。展望階に着くと、そこにはクロス
ランドおやべ館長の岩堀恭一さんがたまたまいらし
て、いろいろと案内してくださいました。
岩堀さんは当施設の総合プロデューサーでもあり、
また「開運なんでも鑑定団」(テレビ東京)におい
ては、映画小道具や衣装の鑑定士としても出演され
ている方です。
さて、エリック・マリエンサルとフィールド・ハ
ラーの共演は午後3:00から。
第1部
Wind Machine(フィールドハラー単独演奏)
No Three Wayns about It
Early Autumn
Just A Beautiful Night Like This
Two Samba to Go
第2部
Speak Low
Just Platonic
Cool Fusion Samba
Body & Soul
Crazy but...
(アンコール)
ソロプレイ
Play That Funky Music
「エンタテイナーだぁ!」「楽しかった」「すご
い」「美しい」「ショウとして素敵」。楽器を演奏
する人はもちろんエリックの技量に圧倒されるので
すが、ふだんはあまりジャズになじみのない人で
も、素直に楽しめるのがすばらしいですね。
フィールド・ハラーのメンバーも、いつしかエリッ
クのペースに乗せられて、躍動的な音楽世界を作り
出していました。
<エリック入浴!>
今年4月25日にオープンしたばかりのクロスランドホ
テルで打ち上げ。そして温泉を楽しみました。アメ
リカ人には公衆浴場へ入る習慣がないのですが、こ
れまでにブルース・ポールソン(tb)、ボブ・シェ
パード(ts)、サル・クラキオーロ(tp)、アン
ディ・マーティン(tb)が、フィールド・ハラーの
口車に乗せられて(?)挑戦。メンバーと裸の付き
合いです。エリックにとっては初めての体験で、
「男らしさの証明だ」と気合いが入っていました。
明日は大阪高槻現代劇場でGlobal Jazz Orchestraと
共演です。
2007.5.4
マリエンサル、祝祭!
高槻ジャズストリート
<グローバル・ジャズ・オーケストラ>
グローバルは日本を代表する社会人ビッグバンドのひとつ。現在のリーダー野々村明氏がこのバンドを
率いてから29年になる老舗中の老舗です。
ロシアンリバー、モンタレー、IAJE(国際ジャズ教
育協会)など、海外のジャズフェスティバルへの出
演にも積極的。また、内外の著名アーティストと共
演やCD制作もたくさん経験しておられます。
今日のエリックは、グローバルと一緒に高槻ジャズ
ストリートに出演です。高槻ジャズストリートは大
阪府高槻市で毎年ゴールデンウィークに開催される
全会場入場無料の音楽イベント。「街に音楽を溢れ
させ明るく楽しい街にする!」を合言葉に集まった
市民ボランティアにより構成される高槻ジャズスト
リート実行委員会が主催しています。
1999年に第一回が開催されたとき、
来場者数3万人、
会場数10カ所、
参加ミュージシャン50組200人
でした。昨年の第八回では、
来場者数12万人、
会場数43カ所、
参加ミュージシャン430組2800人
となり、今や日本最大級のジャズイベントのひとつ
にまで成長しています。
エリック・マリエンサル with グローバル・ジャ
ズ・オーケストラが出演するのは、メイン会場であ
る高槻現代劇場大ホールで、夜7:00からのコンサー
ト。開場前から長蛇の列ができ、開演時には1,800
名もの聴衆でホールは埋めつくされました。
Speak Low
Crazy but
No Three Ways about It
Play That Funky Music
Two Samba to Go
ソロプレイ
(アンコール)
Just Platonic
エリックの正確で超絶なテクニック、ユーモアあふ
れる語り口、そして旺盛なサービス精神に、大阪の
お客さんも大喜びです。
明日は大阪のスタジオでサックスクリニック、そし
てライブハウスで再度グローバルと共演です。
2007.5.5
マリエンサル、調和!
大阪クリニック&ライブ
<サキソフォン・クリニック>
Music Space TO DO というスタジオを使って、今日
はサキソフォン・クリニックです。十数名の受講生
を前に、エリックは2時間にわたってデモ演奏と講義
を行ないました。
●ゆっくりと
●慎重に
●正確に
●均等に
●すべてをコントロールしながら
ということを何度も強調。まさに彼の演奏そのもの
ですよね。「思いがけない音をひとつでも出しては
いけない。すべてが自分の出そうと思った音でなく
てはならない」ですって。うわお。
<ロイヤルホースにて>
夕方からは、梅田のライブハウス「ロイヤルホー
ス」で、グローバル・ジャズ・オーケストラと共演
です。
1st Set
On Green Dolphin Street
A Night in Tunisia
ここでエリック登場!
Just Platonic
Speak Low
Just A Beautiful Night Like This
Crazy but...
2nd Set
Cottontail
Darn That Dream
ここでエリック登場!
No Three Ways about It
Play That Funky Music
Early Autumn
Two Samba to Go
ソロプレイ
(アンコール)
Time with You
きのうの高槻は1セットだけでしたが、今日は2セッ
ト。エリックの正確で、コントロールのきいた、し
かし情熱的なサックスを楽しみました。
エリックのソロは、まるで強力なパーカッションの
よう。バンド全体のリズムを決める。そしていつし
か、会場のタイム感を変えていってしまうのです。
公演終了後、グローバルのメンバーと「光華」とい
うベトナム料理屋で打ち上げ。これがまた美味!
メニューには「カエルラーメン」「特上カエル丼」
などギョッとするような名前も並んでいますが、出
てくる料理はすべておいしかったです。ごちそうさ
までした♪
明日はいよいよ日本最終公演。広島でHeart Break
Jazz Orchestra と共演します。
2007.5.6
マリエンサル、昇天!
広島Heart Break Jazz Orchestra
<エリック燃焼>
ゴールデン・ジャズ・ウィークスの広島公演は、
一昨年のアンディ・マーティン、昨年のウエイン・
バージロンに続いて三回目のジョイントとなる、
廣瀬豊彦&ハート・ブレイク・ジャズ・オーケス
トラとの共演です。
「ハート・ブレイク」というメランコリックな名前
は、本番で何が起こるかわからなくてドキドキする
ということからつけられたそうです。広島市民球場
や原爆ドームを目の前に臨む、広島ゲバントホール
が会場です。
第1部
Gonna Fly Now
Waltz of the Flowers
Mixng it up
April In Paris
北の漁場
Lullaby of Broadway
Love Theme from Superman
第2部
Moody's Mood For Love
Compared To What
Smile
That's all
New York State of Mind
第3部
The Jazz Police
Speak Low
Misty
Ya Gotta Try
No Three Ways About It
Two Samba to Go
Lover come back to me
アンコール
ルパン三世
<エリック神聖>
エリック・マリエンサルは、敬虔なカトリック信者
です。彼にとって聴衆とのコミュニケーション、音
楽そのものとのコミュニケーションは、神との対話
なんだそうです。彼が楽器を演奏するとき、とても
スピリチュアルに気持ちになり、神が降臨するのだ
とか。
「そういうことがないなら、音楽はただの抜け殻
さ」
少し専門的な話ですが、4月30日の「マリエンサル、
中心!」で述べたように、エリックはとてもセン
ター(体軸)の効いたプレイヤーです。
じつは、敬虔なキリスト教徒には、天高く伸びるセ
ンターが育ちやすいと考えられるのです。 なぜなら
「天にまします我らが神」を日常的に意識すること
で、どんどんと上方向に体軸の意識が育つからで
す。エリックの強烈なセンターは、身体的にはサー
フィンで、心理的には信仰によって育まれたものか
もしれませんね。
本番が終わってエリックと今回のツアーについて語
り合いました。「楽しかったね」「ウエインやアン
ディと日本についていろんな話ができるよ」「各地
のバンドのみなさんは大喜びだったね」「自分の生
涯で最高のツアーだったよ」「家に帰れるのは嬉し
いけどツアーが終わるのはさみしいね」などなど。
終わってみればあっというまの17日間。夢のような
時間でした。セクシーダイナマイト(官能)で始
まったツアーは、ハートブレイク(傷心)で終わ
る。ひとつの恋が終わったかのような感傷を味わっ
ています。
でも、気持ちを切り替えて、楽しい打ち上げの時
間。瀬戸内のおいしい魚、そしてリーダーの廣瀬さ
んが山口から「獺祭(だっさい)」という珍しいお
酒を取り寄せてくださいました。味は絶品。ああ、
美味なり!
宴をしめくくる最後のセッションでは、エリックも
加わり、ブルースを一曲。ツアーもいよいよフィ
ナーレです。
今回のツアーでも、たくさんの方にお世話になりま
した。共演バンドのみなさん、ライブハウスやホー
ルの方々、照明、音響などコンサート・スタッフの
みなさん、そして会場へ足を運んでくださったお客
さま、CDを購入してくださった方々、そしてmixiを
通じて応援メッセージをお寄せいただいたみなさ
ん、本当にお世話になりました。
すべてのみなさんに、この場をお借りして心から
お礼を申し上げます。ありがとうございました☆
明日、エリックは広島空港から羽田を経由し、成田
からロサンゼルスへ帰ります。お疲れさまでした☆
マリエンサル、出発!
魔笛ニュース番外編 2007.5.7
帰国の途へ
広島空港から羽田へ飛んだエリックと水行末は、
drill#20さんの車で成田空港へ(見送りまでつき
あっていただき、ありがとうございました)。そ
こで一緒に食事をしてから別れを告げました。
エリック、17日間にわたる長いツアー、
お疲れさまでした。そして、ありがとう☆
<エリックとのツアーを終えて>
ツアーの内容についてはこれまでの魔笛ニュース
でいろいろ書きましたので、少し違った観点から
述べてみたいと思います。
毎年春に開催されているこのゴールデン・ジャズ・
ウィークス(GJW)という企画は12回目。もともと
はボビー・シューの提案で始まったものです。
過去三年は、アンディ・マーティン(tb)、ウエ
イン・バージロン(tp)、エリック・マリエンサ
ル(as)と、Big Phat Band のリード奏者が続け
て来日してくれました。
2001年に「街にジャズがやってくる」というタイ
トルの論文を書きました。アルビン・トフラーが指
摘した社会の変化、すなわち「多様化」「一般化」
「適時化」「分散化」「適正規模化」「分権化」
に沿ったジャズ・イベントのあり方を考え、GJW
の方向性を模索する内容でした。論文から6年たっ
て、GJW は着実にトフラーの描いた未来に近づい
ていると感じます。
聴衆も、公演主催者も、アーティストも、みんな
に喜んでいただけて、さらに自分自身も楽しいク
リエイティブなイベントを作りたい。その試みは、
少しずつではありますが現実のものとなりつつあ
ります。このような仕事に携われる幸運に感謝の
気持ちで一杯です。
<W&Bとエリック>
私はウォーター&ブレス(W&B)という勉強会を
主宰しています。気功とヨーガをベースにした身
体操法および呼吸法です。そこではゆったりとし
た心身で、自分自身をキメ細かく観察する練習を
繰り返します。
それは、サックス・クリニックでエリックが語っ
たポイントとたいへん似ています。
●ゆっくりと
●慎重に
●正確に
●均等に
●すべてをコントロールしながら
エリックはこれらのポイントをチック・コリアの
練習を観察することから得たと語っていました。
また、エリックとたくさん話して感じたのは、彼
が非常に大きな宗教的(キリスト教的)バックグ
ラウンドを持っていることです。現実世界のほか
に、とてつもなく広くて深い「神の世界」にも身
を置いている。
これは仏教的に表現すれば「色」に対する「空」
の世界であり、量子物理学者デビット・ボームの
いう「明在系」に対する「暗在系」のことだと理
解できます。気功的にいえば「天」と「地」に通
じた「人」の世界、となるでしょうか。
つまりエリック・マリエンサルの音楽は、表面的
には非常に機械的でテクニカルに見えますが、そ
の下層には人間の情動を揺さぶるエモーショナル
な部分が存在し、さらなる深層にはどこまでも静
かでスピリチュアルな世界がある。
私はW&Bの勉強会でよくいいます。「W&Bは楽
器上達のためにやるものですが、最終的には楽器
がうまくなるかどうかなど小さな問題です」と。
身体を開発し、心の構造がわかってくると、楽器
の上達そのものが重要なのではないと全心身で了
解できてくる。楽器上達を通じて、自分をどう磨
くかのほうが、はるかに大きな問題であることに
気付くのです。
ステージでのエリックの派手なパフォーマンスの
背後には、ピターっと澄み切った、静かな静かな
静かな...、どこまでも透明で静かな世界がある。
そして、エリックはそれをとても大事にしている。
私個人にとっては、これを感じることができたのが
大きな収穫でした。このことにも感謝です◎
少し変わったエリック・マリエンサル評でした。
<2007年日本公演スケジュール>
4月21日(土)東京
Sexy Dynamite Jazz Orch. と共演。
新大久保DACにて。
4月22日(日)東京
Tama Dream Jazz Orch. と共演。
八王子エルシィにて。
4月23日(月)東京
新大久保DACでクリニック&ミニライブ。
4月24日(火)東京
柴崎さくらんぼでセッション。
クリヤマコトp、納浩一b、小山太郎ds
4月25日(水)東京
国際基督教大学 Modern Music Society で
クリニック&ミニライブ。
4月26日(木)東京
明治大学Big Sounds Society Orch.と共演。
神田TUCにて。
4月27日(金)東京
Serendipity 18 と共演。
渋谷東京メインダイニングにて。
4月28日(土)東京
Groovy Encounter と共演。
赤坂B flatにて。
4月29日(日)静岡
静岡 Swing Herd Jazz Orch. と共演。
しずぎんホール「ユーフォニア」にて。
4月30日(月)名古屋
名古屋 Rare Sounds Jazz Orch. と共演。
名古屋芸術創造センターにて。
5月01日(火)
(移動日)
5月02日(水)金沢
金沢もっきりやでセッション。
5月03日(木)小矢部
富山 Field Holler Jazz Orch. と共演。
クロスランドおやべにて.
5月04日(金)大阪
大阪 Global Jazz Orch. と共演。
高槻ジャズストリート高槻現代劇場にて。
5月05日(土)大阪
梅田Music Space TO DOでクリニック。
ロイヤルホースで Global Jazz Orch. と共演。
5月06日(日)広島
広島 Heart Break Jazz Orch. と共演。
ゲバントホールにて。
***
エリック・マリエンサル(as、ss)
Eric Marienthal
http://www.ericmarienthal.com/
1976年に南カリフォルニアの高校を卒業した
エリックは、ボストンのバークリー音楽大学へ
進学。そこで彼は伝説のサキソフォン教授Joe
Violaに師事。卒業までにエリックは、学校から
「最高技量」の評価を得る。
1995年、バークリーから、現代音楽部門で
めざましい成果をあげたOBを表彰する
「Distinguished Alumnus Award」を授与された。
彼はこれまで65カ国以上で演奏し、11枚のソロ
アルバムを発表。数百のCD、映画、テレビショウ、
商業音楽などを演奏している。
エリックは1980年にプロの演奏家として、ニュー
オーリンズの高名なトランペット奏者アル・ハート
の楽団でデビューした。
ロサンゼルスに戻ってから、エリックはチック・
コリア・エレクトリック・バンドのメンバーと
なる。このバンドで6枚のアルバムに参加し、
そのうち2枚はグラミー賞に輝いた。
エリックは、エルトン・ジョン、バーバラ・
ストライザンド、ビリー・ジョエル、スティー
ビー・ワンダー、ディオンヌ・ウォーウィック、
バート・バカラック、デイブ・グルーシン、
リー・リトナー、ゴードン・グッドウィンの
ビッグ・ファット・バンド、パティ・オース
ティン、イエロージャケッツ、BBキング、オリ
ビア・ニュートン・ジョンなどのアーティストと
共演している。
エリックの最新アルバムは「Got You Covered」。
収録曲の6曲は、全米現代ジャズラジオ・チャー
トのトップ10にランキングされ、2曲はナンバー
1に輝いた。
エリックのアルバム「Oasis」は、ビルボード誌
の現代ジャズ・チャートで5位のヒットとなった。
その直後に行なわれたJazziz Magazine誌の読者
アンケートにおいて、デビッド・サンボーン、
フィル・ウッズと並んで、その年の「人気アルト
サックス奏者」の一人に選ばれた。
エリックは、3冊の教則本を執筆している。
「総合ジャズ研究とエクササイズ(Comprehensive
Jazz Studies & Exercises)」、「究極のジャズ
演奏(The Ultimate Jazz Play Along)」、
「エリック・マリエンサルの音楽(The Music Of
Eric Marienthal)」。教則ビデオも3本出ている。
「プレイ・サックス・フロム・ディ・ワン(Play Sax
From Day One)」「モダン・サックス(Modern
Sax)」「トリックス・オヴ・ザ・トレイド
(Tricks Of The Trade)」。
この8年間、毎年夏に、エリックはHigh Hopesの
ための募金コンサートを行なっている。
High Hopesは、カリフォルニア州オレンジ郡の
非営利組織で、外傷性頭部損傷を受けた人々の
労働支援をしている。多くのゲスト・アーティ
ストによる無償演奏によって、このチャリティー
は、今日までに50万ドル(約6,000万円)をゆうに
上回る資金を調達している。