ワールド・プロジェクト・ジャパン  〜 合奏音楽のための国際プロダクション 〜


フィンランドの抒情

フィンランドの抒情

 ニクラス・ウインター・カルテット日本公演
 2005年10月10日〜16日
 http://www.wpjapan.com/niklastour/index.html


■フィンランドと日本の混成バンド 
フィンランドから、ニクラス・ウインター(g)、
トニ・ポルテン(ds)を招き、島秀行(b)、新澤
健一郎(p関東公演)、浜村昌子(p関西公演)が
加わってカルテットを結成。ニクラスのオリジナル
曲を中心に、スリリングでロマンティックなライブ
を披露した。

■神田Tokyo TUCでビッグバンドと共演
2005年10月10日のTokyo TUC公演では、早稲田大学
のビッグバンド「ハイ・ソサェティ・オーケストラ」
のホーンセクションと、Magnetic、The Ark、
Downhill、Flower、Kronosの5曲を共演した。ギタ
ーをフィーチャーしたユニークなアレンジに引き込
まれた。

■柴崎さくらんぼでカルテット演奏
10月11日のさくらんぼ公演では、カルテットのみの
演奏。New Deal、Magnetic、Inner Chrystal、
Impressions、Downhill、If You Wait Long
Enough、Kronos、The Ark、Oleo、The Days
of Wine And Roses などを披露した。
このライブは、インターネット放送局 JJazz.Net
が収録し放映する。 
http://www.jjazz.net

■文芸セミナリヨホールでカルテット演奏
10月12日の安土公演は、コンサートホールでの演奏
会。文芸セミナリヨホールはおもにクラシックのた
めの会場で、本格的なジャズ演奏は今回が初めて。
ホール関係者によれば、ふだんとまったく違う客層
にチケットが売れたとのこと。カルテットの演奏に
真剣に聴き入り、暖かい拍手を送る素晴らしい聴衆
だった。

■神戸ビッグアップル&京都RAG
14日神戸公演、16日京都公演に私は同行していない
が、どちらもよいライブになったとのこと。

■大いなる可能性
ニクラス・ウインター・カルテットにはいろんな可
能性を感じる。まず、いうまでもなく演奏家として
の高度なパフォーマンス。日フィン混成バンドとし
て双方の長所が生きるアンサンブルは、今後さらに
発展するだろう。

つぎに、作曲家としてのニクラスの才能である。カ
ルテット曲、ビッグバンド曲ともに、現代的であり
ながら親しみやすさも感じさせる独特のアレンジだっ
た。来年は合唱団とのジョイントも構想していると
のこと。ニクラスの音楽世界がますます豊かに花開
くことを期待したい。

第三に、このバンドの教育的側面。Tokyo TUCでは
早稲田のビッグバンドと、京都RAGでは京大および
同志社の学生コンボと共演した。次回は音楽学校で
のクリニックなども視野に入れ、日本のジャズ界に
新鮮な刺激を与えてほしい。

2006年の日本公演が、今から楽しみである。

ワールド・プロジェクト・ジャパン 黒坂洋介

投稿者 kurosaka : 2005年10月19日